幻剣蜻蛉 祥伝社文庫

戸部新十郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396328009
ISBN 10 : 4396328001
フォーマット
出版社
発行年月
2000年09月
日本
追加情報
:
16cm,303p

内容詳細

およそ刀法は鳥獣虫魚の動きにならうことからはじまる。大空をふわりと飛ぶトンボに見立てた太刀名儀“蜻蛉”を自在に使いこなし、公儀指南役柳生宗矩が密かに恐れた剣士がいた。加賀藩中条流富田一放。大坂の陣で五十人の敵を斬りながら無欲恬淡、加賀藩取り潰しを狙う幕府に一人、剣で抗しつづけた。謎の剣豪の技の冴えを居合五段の名手が描く、胸の透く傑作。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケルトリ さん

    やっぱり時代小説はよくわからないな……

  • 國 村 さん

    一個人の武芸という物が、立身出世に意味を成さなくありつつある戦国時代の終わりを迎えた頃。それでも己の武と刀だけで柳生に対して戦い続けた富田一放という武人の物語。掴みどころの無い怪しげな風采と達人の領域を超越して人間離れした剣術を遣う。このような主人公は大好きで、剣に人生の全てを賭けて来たであろう相手を圧倒的な力量の差で無情にも一瞬で鮮やかに命を散らしていく様は、読んでいて儚さの中に美しさを感じました。

  • はじこう さん

    各章が半ば独立。何かの連載か? 剣術に詳しいとは思われるが、今ひとつ逸話の羅列の感が否めない。

  • gibbelin さん

    騙されるな。柳生モノですぞ。

  • Steppenwolf さん

    VG本作では謎の剣士富田一放が全編登場する.悪役として柳生新陰流,特に権力欲に取り憑かれた宗矩が配置される.真の武芸者として柳生の家人村田与三が緩衝材のように存在している.一放は,実のところ主人公といはいえない.印象に残ったのは,七編中の手向,蜻蛉,鏡見であった.手向けでは疋田文五郎門下の疋田正五郎の強さが終盤まで強調される.疋田陰流は柳生よりを優れていることを述べていて最後の最後で一放に葬られどんでん返しとなる.すなわち著者は柳生新陰流の権威を打ち砕く.私はそれを読んで快哉を叫ぶのである.

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人物・団体紹介

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戸部新十郎

1926年石川県生まれ。早稲田大学政経学部中退。北國新聞社を経て、文筆活動へ入る。2003年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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