松風の記憶 中村雅楽探偵全集 5 創元推理文庫

戸板康二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488458058
ISBN 10 : 448845805X
フォーマット
出版社
発行年月
2007年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,652p

内容詳細

巡業先の広島の古刹で急死した歌舞伎俳優・浅尾当次。当日、修学旅行でそこを訪れた仲宮ふみ子は、数年後、当次の長男・太当郎と運命的に出会う。その出会いがもたらす事件に、雅楽はどう対峙するのか―『松風の記憶』。小劇団で起こった不思議な事件と、竹野記者の手記から雅楽が導き出す鮮やかな推理―『第三の演出者』。雅楽ものの2長編に、充実のエッセイも併録した最終巻。

【著者紹介】
戸板康二 : 1915年東京生まれ。慶應義塾大学国文学科卒。劇評家、歌舞伎・演劇評論家、作家、随筆家の顔を持つ。江戸川乱歩のすすめでミステリの執筆を開始し「宝石」にデビュー作「車引殺人事件」を発表する。1959年「團十郎切腹事件」で第42回直木賞、1976年「グリーン車の子供」で第29回日本推理作家協会賞を受賞。1993年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯 さん

    歌舞伎役者中村雅楽の推理、シリーズ5作目。表題作は、犯人が誰かよりも犯行が起きるまでの経緯を読ませる中編。その次の作品は、事件の起きた劇団関係者への聞き書きを読んだ雅楽の推理。その後は、作者戸板康二さんが、あちこちに書いたエッセイをまとめてある。

  • Ribes triste さん

    中村雅楽探偵全集5巻。長編「松風の記憶」の重厚さ。歪な愛がが時間の中で静かに悲劇を醸成してゆく。圧巻でした。終わってしまうのが、残念で積読本にしていた最終巻をようやく読むことが出来ました。シリーズの中で、人生や老いと向き合う雅楽の姿も心に沁みます。また最初から読み直そうと思いました。

  • きら さん

    読んでみて、長編だったので、びっくり。でも正直、表題にもなってる、『松風の記憶』はイマイチ……。 次の『第三の演出者』は、私が『藪の中』の構成の小説が好きなのもあって、楽しめました。

  • bvbo さん

    シリーズ5作目。長編2つ+エッセイなど。話しのほうは雅楽が人の話しを聞いて、といういつものパターンだが、そこにいくまでが長いので…。やはり短編がいいなあ。昔ドラマにもなったのね。エッセイのほうは戦後の社交的になった江戸川乱歩のことが面白い。

  • いちはじめ さん

    中村雅楽探偵全集最終巻。二つの長篇とミステリ関係のエッセイを収録。やはり雅楽は短篇向きの探偵なのかなと思う

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人物・団体紹介

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戸板康二

1915(大正4)年、東京に生まれる。慶應義塾大学国文科卒業後、『日本演劇』編集長時代から歌舞伎評論を発表し、その方面の業績により戸川秋骨賞、芸能選奨文部大臣賞などを受賞。江戸川乱歩のすすめでミステリーの執筆を開始する。1958年に発表した「車引殺人事件」の好評を受け、中村雅楽シリーズを数多く執筆。

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