基本情報
内容詳細
勝田繁太郎(26歳)は、働く意欲がなく、これといった趣味もなく、恋愛経験もゼロで、ただただ平穏にのんびり過ごす日常を愛する男。人に気を遣うことができず、仕事でミスをくり返してもまったく気にしないマスペースさゆえ、彼の周囲では珍事が尽きず、周囲からは疎まれている。だが、高名な陶芸家として知られる祖父だけは繁太郎の人間性に好感を持ち、彼の陶芸の才能を見出していた。陶芸への興味を引き出し、あとを継がせようと画策する祖父の思惑は果たされるのか。そして、繁太郎が成長する日は訪れるのだろうか―。破天荒な祖父との交流と、26歳にして訪れる初恋。笑って、笑って、少ししんみりして、心温まる。世のおかしみと愛すべき人々を、疾走感あふれる筆致でユーモラスに描く至極の長編大衆小説。
【著者紹介】
戌井昭人 : 1971年生まれ、東京都出身。小説家、劇作家。玉川大学文学部演劇専攻卒業。文学座を退所後、97年、劇団「鉄割アルバトロスケット」を旗揚げ。2008年「新潮」掲載の「鮒のためいき」で小説家デビュー。14年「すっぽん心中」で川端康成文学賞、16年『のろい男 俳優・亀岡拓次』で野間文芸新人賞それぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ゆのん さん
読了日:2020/11/17
シャコタンブルー さん
読了日:2021/01/22
竹園和明 さん
読了日:2022/04/12
YAKO さん
読了日:2021/02/07
Kumiko さん
読了日:2022/04/07
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人物・団体紹介
戌井昭人
1971年、東京生まれ。文学座を経てパフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」を旗揚げし、脚本を担当、出演もしている。2009年『まずいスープ』で作家デビュー(表題作は芥川賞候補に)、2014年「すっぽん心中」で川端康成文学賞、2016年『のろい男 俳優・亀岡拓次』で野間文芸新人賞を受賞(このシリ
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