マリー・アントワネットの嘘

惣領冬実

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062202725
ISBN 10 : 4062202727
フォーマット
出版社
発行年月
2016年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
180p;19

内容詳細

夫はチビでデブの気弱な国王、不能の夫に欲求不満でフェルセンと密通、「パンがなければ、お菓子を食べればいいじゃない」発言、離宮は王妃の淫らな社交場だった…etc.その歴史、ぜんぶ嘘でした。ヴェルサイユ宮殿、そしてマリー・アントワネット協会が監修した史上初の漫画企画『マリー・アントワネット』。その作者である惣領冬実が「真実のマリー・アントワネット」に出会うまでの製作秘話のすべてがこの一冊に。

目次 : 第1章 マリー・アントワネットの七つの嘘(「パンがなければ、お菓子を食べればいいじゃない」は誰のセリフ?/ ベッドに隠された謎―ルイ十六世は不能だった? ほか)/ 第2章 マンガ家と美術館のコラボはどうやって誕生したか(ヴェルサイユ宮殿の誘い/ 歴史探偵・惣領冬実のプロファイリング ほか)/ 第3章 「歴史美術の職人」として(百科事典への欲望/ 「描く」ことで見えてくる真実 ほか)/ 第4章 対談・萩尾望都×惣領冬実「マンガ、それは異端者のための芸術」(妄想VSプロファイリング!?―史実へのアプローチ/ 衣装は、時代を反映する芸術 ほか)/ 第5章 マンガが、社会を変えていく(鼎談「マンガ」は新しい血を必要としている)

【著者紹介】
惣領冬実 : 漫画家。1982年「別冊少女コミック」でデビュー。『ボーイフレンド』で第33回小学館漫画賞を受賞

塚田有那 : 編集者、キュレーター。「領域を横断する」をテーマに、編集・執筆・企画のほか、イベントや展覧会のキュレーションなど幅広く携わる。2016年より、大阪芸術大学アートサイエンス学科ウェブメディア「bound baw」編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yumiko さん

    新たな史実の解明から分かった国王夫妻の姿や、萩尾望都との対談、漫画「マリー・アントワネット」の製作の舞台裏等盛り沢山な一冊。アントワネットに関しては、これまでの嘘を覆すというよりも、これもまたひとつの姿と捉えるべきものと思う。当時のゴシップ紙とツヴァイクの描いた伝記が、良くも悪くも彼女の印象を決定付けてしまったのだろう。興味深かったのは舞台裏。ここまで徹底していたら「チェーザレ」が不定期連載なのも仕方がないなあと納得。先行発売の漫画を読んでいないと分からない部分も多いので、副読本として楽しむのがオススメ。

  • kaoru さん

    漫画家・惣領冬実がマリー・アントワネットに挑んだ顛末を記す一冊。ヴェルサイユ宮殿のバックアップを受け独自のアントワネット像を作り出した彼女。その妥協なき完璧主義に『チェーザレ』が未完のような形で終了したのもむべなるかな、と思わされた。「妄想力はない」と自認する彼女は固定観念を崩す意外な事実を知ったときほど創作意欲が湧くのだと言い、その情熱にはヴェルサイユの学芸員も舌を巻く。萩尾望都との対談でも「健全な人などこの世に一人もいない。器用な異端者と不器用な異端者がいるだけ」と発言する。彼女に賛成するかどうかは→

  • 鈴 さん

    惣領冬実もマリー・アントワネットも好きなので、ぜひ惣領さんが描いたマリー・アントワネットを読みたかったのだけど、図書館にはこちらしかなくて。漫画「マリー・アントワネット」の製作秘話。惣領さんのプロ魂が凄すぎて、ドレスや背景の細かさに感動。模様などもトーンはほとんど使われてなくて全部手作業、気が遠くなりそう。それが何コマも何ページも描かなきゃならないのだから、漫画って大変。漫画「マリー・アントワネット」を余計読みたくなった。読むってよりは絵を眺めたい。

  • ちゃりんこママ さん

    惣流先生のアントワネット像についての考察と想像以上に大変だった作画のご苦労が解る一冊。こんなに大変だと続編は無理かしら?…萩尾先生と惣領先生との対談が嬉しい。惣領「アントワネット」と同時に読むと、アントワネットとルイ16世夫妻は旧弊で雁字搦めの宮廷に多少反発した、高等教育を受けた若者で、決して凡庸でもお馬鹿さんでもなかった、と思える。

  • 星落秋風五丈原 さん

    ベルサイユ宮殿監修「マリ―・アントワネット」のメイキング秘話。通常信じられているマリ―・アントワネットのエピソードのほとんどが嘘。ベルばらの元にもなったシュテファン・ツヴァイクの弊害。ロココ調の衣装を描くのが難しかったと惣領氏。「チェーザレ」中断の理由もちょこっと紹介。皆さん書かれているように単独ではなく漫画と一緒に読むべき。

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惣領冬実

漫画家。1982年「別冊少女コミック」でデビュー。『ボーイフレンド』で第33回小学館漫画賞を受賞

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