負けくらべ

志水辰夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784093866958
ISBN 10 : 4093866953
フォーマット
出版社
発行年月
2023年10月
日本
追加情報
:
336p;20

内容詳細

初老の介護士・三谷孝は、対人関係能力、調整力、空間認識力、記憶力に極めて秀でており、誰もが匙を投げた認知症患者の心を次々と開いてきた。ギフテッドであり、内閣情報調査室に協力する顔を持つ三谷に惹かれたのが、ハーバード大卒のIT起業家・大河内牟禮で、二人の交流が始まる。大河内が経営するベンチャー企業は、牟禮の母・尾上鈴子がオーナーを務める東輝グループの傘下にある。尾上一族との軛を断ち切り、グローバル企業を立ち上げたい牟禮の前に、莫大な富を持ち90歳をこえてなお采配をふるう鈴子が立ちはだかる。牟禮をサポートする三谷も、金と欲に塗れた人間たちの抗争に巻き込まれてゆく。

【著者紹介】
志水辰夫 : 1981年、『飢えて狼』でデビュー。83年、『裂けて海峡』で第2回日本冒険小説協会賞優秀賞。85年、『背いて故郷』で第4回日本冒険小説協会大賞、同作で第39回日本推理作家協会賞長編部門受賞。90年、『行きずりの街』で第9回日本冒険小説協会大賞受賞。2001年、『きのうの空』で第14回柴田錬三郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • タックン さん

    認知症の介護士なんだけど、ギフテッドっていう特殊能力のおかげか内閣調査室の依頼での仕事もしている男の話。 そんなとこのシミタツ節のハードボイルドかと思ったら!! バードウォッチングで出会った若手ITベンチャー起業家の依頼で相談に乗ったりしてたら、その会社グループの骨肉の争いとかごたごたに巻き込まれて、どの話がメインかわからなくなった。 おまけに拉致監禁までされて!! 題名の(負けくらべ)もわからないし捉えどころがわからなかった。 ただ主人公のキャラとか生きざまとか家族との関係は共感を覚えた。

  • えみ さん

    世の中は常に弱肉強食。地位とお金の奪い合いを見せられて、実感せずにはいられない。まさかと思うことが次々と起こり、そのたびに何度も勝負を仕掛けられる。この勝負の勝敗が今後の彼らの人生のステータスとなっていく。人の顔を記憶する能力「ギフテッド」を持つ男・三谷孝が巻き込まれた一連の事件。いつの間にか第三者から当事者になってしまった彼の悲劇…。認知症と介護と会社経営、そして信頼関係を優先したが故のプラスαの悲劇…。一言ではこの一冊を表現できるだけの技量を持ち合わせていない。単純だったはずがいつの間にか複雑化した!

  • はにこ さん

    認知症の介護士で、元内閣調査室員の依頼で監視を請け負ったりもする主人公。何か不思議な設定で頭が混乱。会社のお偉いさんに気に入られて雇われてみたり、でも介護もやっていたり。でも三谷が誘拐されて、そこから逃げ出すところは入り込めたかな。読んだことある作家さんかと思ったら初読みの作家さんだった。

  • ぽてち さん

    御年86歳の著者の、なんと19年振りの現代長篇小説である。最近の時代小説はあまり読んでいないけれど、デビュー作からほぼリアルタイムで追ってきた身として読まずに死ねるか! 期待しながらページを捲るが、うーん、乗れない……。主人公の三谷は65歳の介護士で、ある特殊な能力をもつ“ギフテッド”だ。ひょんなことから知り合った起業家と関わりを深める中、様々な思惑をもつきな臭い連中が現れ……。三谷は狂言回しで彼が動かなければ話は進まないが、特殊能力はいらなくない?と思ってしまう。話自体も何が主題なのか曖昧な印象だった。

  • 日の丸タック さん

    ギフテッドの話か?企業経営の話か?…はたまた親族間の葛藤の話か…? ギフテッドの介護士が認知症老人と関わる過程やその流れ…でいったいどこが落とし所が全く持って理解できなかった…ただただ読んでしまった。

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志水辰夫

1981年、『飢えて狼』でデビュー。83年、『裂けて海峡』で第2回日本冒険小説協会賞優秀賞。85年、『背いて故郷』で第4回日本冒険小説協会大賞、同作で第39回日本推理作家協会賞長編部門受賞。90年、『行きずりの街』で第9回日本冒険小説協会大賞受賞。2001年、『きのうの空』で第14回柴田錬三郎賞受賞

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