きみは嘘つき ハルキ文庫

彩瀬まる

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784758441094
ISBN 10 : 475844109X
フォーマット
出版社
発行年月
2017年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
244p;16

内容詳細

どうして私たちは、嘘ばかりつくんだろう―(「花が咲くまで待って」)。思いがけず再会した初恋の人(「恋の値段」)。婚約者とともに故郷を訪れた美しい姉(「ランドクルーザー田園を行く」)。父と子の秘密と冒険(「ユウマ」)。嘘でつながるふたりの少女(「読書する女の子」)。老舗喫茶店でくり広げられる、ある夏の一日(「純喫茶パオーン」)。六人の女性作家が描く、それぞれの嘘。贅沢なアンソロジー。

【著者紹介】
彩瀬まる : 1986年千葉県生まれ。2010年「花に眩む」で「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞し、デビュー

加藤千恵 : 1983年北海道生まれ。2001年、短歌集『ハッピーアイスクリーム』で高校生歌人としてデビュー。以来、小説、エッセイ、ラジオ出演など、さまざまな分野で活躍する

寺地はるな : 1977年佐賀県生まれ。会社勤めと主婦業のかたわら、小説を書き始める。2014年『ビオレタ』で第4回ポプラ社小説新人賞を受賞

中澤日菜子 : 1969年東京都生まれ。2013年『お父さんと伊藤さん』で第8回小説現代長編新人賞を受賞、また劇作家として、仙台劇のまち戯曲賞大賞、泉鏡花記念金沢戯曲大賞優秀賞などの受賞歴がある

額賀澪 : 1990年茨城県生まれ。2015年『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を、『屋上のウインドノーツ』で第22回松本清張賞を同時受賞し、デビュー

椰月美智子 : 1970年神奈川県生まれ。2002年『十二歳』で第42回講談社児童文学新人賞を受賞してデビュー。『しずかな日々』で第45会野間児童文芸賞、第23回坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ❁かな❁ さん

    人気女性作家さん達の嘘をテーマにしたアンソロジー♪いろんな嘘があり面白かったです*1番お気に入りは彩瀬まるさんの「花が咲くまで待って」。付き合うことってどんなことかまだわからない中学生の女の子が主人公のピュアで可愛いお話♡キュンときて可愛いなぁと懐かしくなる♡ 初読みの額賀澪さん「ランドクルーザー田園を行く」のお姉さんが素敵でカッコイイ!寺地はるなさん「恋の値段」加藤千恵さん「読書する女の子」はちょっと痛々しかった。椰月美智子さん「純喫茶パオーン」のおじいちゃんと孫の関係が素敵!豪華なアンソロジーでした♫

  • fwhd8325 さん

    たまたま、このアンソロジーを読むタイミングと某国会議員の「嘘」に関わる発言が重なりました。嘘はすべてが悪いわけではありません。子供の頃、大人は嘘も方便などと言って、嘘を正当化していました。罪のない嘘、嘘をついたことで、自分へのモチベーションにしてしまうこともあります。様々な嘘の物語は、どれも面白く楽しみました。

  • モルク さん

    女性作家6人によるアンソロジー。嘘に溢れている世の中で必要な嘘もありかなと思う。嘘をついたことのない人などいないし、幼児でさえ教えられる訳でもないのに自分に都合のよい嘘をつく。どれも読みやすい作品だが、額賀澪さんの「ランドクルーザー田園を行く」が好き。婚約者を連れて故郷を訪れた美しい姉。その姉から少しずつ違和感を感じとる弟。姉にはあるもくろみがあった。なかなか入念にそして巧妙に考えられた嘘。それを演ずる姉がかっこいい。ランドクルーザーで去っていく姿が見えるようだった。それぞれ素敵なアンソロジーだった。

  • papako さん

    大好物のアンソロジー。テーマは『嘘』こういうアンソロジーって、あまり読んだことのない寺地作品、痛々しくてあやうく脱落しそうになった。でもラストが痛快ですっきり。おなじみの額賀作品、短いながら作者らしさがいっぱいで満足。『ユウマ』いいなぁ。親子の和解、ホッとした。父の嘘、許してあげて。椰月作品も楽しかった。シリーズになればいいのにな。そして彩瀬まる、やっぱり好きなんだな、私。彼女らの成長を見守りたい。あー、何度も書くけど、こういうアンソロジー、大好物!

  • えりこんぐ さん

    好きな作家さんばかりなので、丁寧にちみちみと..2ヶ月くらいかけて読んだ(*´∀`) 好きな人のため、自分を守るため、その場を取り繕うため...嘘をつく。どれも面白かった♪ 加藤さんのと彩瀬さんのは、同じ中1女子がヒロインなのに、展開がまるで正反対なところが面白い。しかも私のイメージしてたのと逆..。そういえば加藤千恵さんはアンソロ以外は未読だ。読んでみようかな。

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