健康の経済学 医療費を節約するために知っておきたいこと

康永秀生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784502263019
ISBN 10 : 450226301X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
255p;19

内容詳細

健康や医療について、誤解していることや知らずに損をしていることはありませんか?一人ひとりが賢く医療を利用して、無駄遣いをなるべく避ければ、自分の財布から出て行く医療費を節約できるだけでなく、国全体の医療費も削減でき、働く世代の人々の負担も減って、みんなが幸せになることが可能になるかもしれません。医学や経済学の予備知識がなくてもわかるようにやさしく解説していきます。

目次 : 健康や医療を経済で考えてみよう/ 検査を賢く選ぼう/ 脱!薬漬け医療/ 薬代を節約する/ 効果がなくても薬が売れる!?/ 救急車は有料にするべきか/ 自由に病院が選べるのは良いことか/ 日本に病院が多い理由/ 医師が無駄な医療を誘発する?/ 規制緩和のメリット・デメリット/ 医師は足りてる?足りてない?/ どうしたら医療費を減らせるのか

【著者紹介】
康永秀生 : 東京大学大学院医学系研究科臨床疫学・経済学教授。医学博士。平成6年に東京大学医学部医学科を卒業後、6年間外科医として病院勤務。平成12年より東京大学大学院医学系研究科公衆衛生学(博士課程)、医療経営政策学(特任准教授)、ハーバード大学医学部Health Care Policy(客員教員)などを経て、平成25年4月より現職。日本臨床疫学会理事。Journal of Epidemiology編集委員。専門は、臨床疫学、公衆衛生学、医療経済学。研究テーマは、医療ビッグデータを用いた臨床研究および医療経済研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • Artemis さん

    制度はその時代に合わせて必要な形を変える。そしてその変化はどんどん早くなる。専門職に限らず、多くの人が健康情報を手にできるようになった時代だからこそ、費用対効果を考えた柔軟な制度が必要だし、前例にごだわったり、訴えられたりすることを避けるためにで保守的になることほど実害が大きなことはないと思う。

  • SGM さん

    ★★★日本は社会保障費が増大し、いかにそれを抑制していくかが課題になっている。本書は科学的根拠を示しながら、医療費をいかに効率よく削減していくかについて様々な角度から検証している。救急車は有料にするべきか、フリーアクセスはやめるべきか、医師は不足しているのかなど気になるトピックが並んでいる。読んでいて自分が考えていたことが実はまったく効果がないことが示されていたりするので、とても勉強になった。たとえば医師不足。医師を増やせばいいと単純に考えていたが、それではあまり効果がないよう。詳しくは本書を読まれたし。

  • 秤谷隼世 さん

    思ってたよりも一般向けに書いてあったのでやや拍子抜け。医療のことを何もしらない人でも割とわかりやすく書いてあるのではないかと思います。医療費について体系的に頭の中を整理することはできた気がする。ちゃんとエビデンスを引用してくれている点は評価

  • Atsushi さん

    現代の医療における問題を提起し、その原因について経済学的観点や、政府の政策から考察しており、信憑性の高い参考文献を多く引用していたため、説得力のある一冊だった。また、例を用いながら説明されていたので、非常に読みやすかった。

  • 南チョ さん

    健康や医療費について、根拠を示した上で平易に書かれている。「予防対策は慢性疾患になるタイミングを先送りしているだけで、生涯にかかる医療費の総額は削減できない」という指摘は面白い。かといって、「予防対策は不要だ」と言うわけではなく、「生活の質をあげるためにも禁煙対策は必要」などと述べられていて、バランスがとれていると感じた。医療資源の集約を進めたり、フリーアクセスを禁止したりというのは、政治的に難しいのだろうなとも思った。 3年前の本なので、最新情報は反映されていませんが、名著と言って差し支えないと思う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

ビジネス・経済 に関連する商品情報

おすすめの商品