あなたがいてもいなくても 小学館文庫

広谷鏡子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094060881
ISBN 10 : 409406088X
フォーマット
出版社
発行年月
2014年10月
日本
追加情報
:
253p;15

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読書メーターレビュー

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  • じいじ さん

    249頁、文体も2冊目で読み易いのが分っていた。でも、意に反して手強かった。この小説「不倫の恋」と一言で片付けてはいけない、奥が深い。「生」へ向かって懸命に生きることの尊さが底流にあるのだ。著者は主人公の二人、達彦の立場に立った時は冷静に書いているが、倫子の視点では理性を失っているように感じた。これは二人の置かれた立場から、作者の意図するところなのかもしれない。この小説の感じ方は、読み手のその時の年齢・環境によって凄く違ってくるのだろうと思う。私は、主人公と同じ40歳ごろに読んでみたかった。

  • ワニニ さん

    当事者同士だけを見れば、とてもステキな恋愛なのかもしれない。深く愛し合い、日々を過ごす。しかし、あまりに都合が良い。若くして亡くなってしまった彼の、日本はいつから一夫多妻制になったのかと思うような論理をスッと受け入れる周囲に疑問。自分なりに「あなたがいてもいなくても」という思いに変化していく主人公の気持ちは、丁寧に描かれ好感が持てるけれど、うまくまとまり過ぎじゃないかな〜、主人公の胸の内だけ美化した物語でもなかろうに。愛そして涙、「乗り越えてね〜」…「ん?」て感じでした。

  • えり さん

    達彦さんと倫子のように二人の暮らしができる不倫の関係は稀だと思います……それを受け入れるひとみさんなような考え方をする人も。それでも、静かに物語はさかのぼり、いろいろ考えながら読み進めました。嫉妬の章が好きです。

  • fumi さん

    倫子ねぇ…いかにもな名前の設定というか。彼女のどこがそんなに魅力的なのか、達彦との会話や手紙からは見出せなかった。それは私が妻の立場だからなのかな。同様に達彦の良さも分からなかった…。イケメンなのかな…。ひとみさんは、夫としての達彦は要らなくなったのかなと思った。不倫ってそんなに普通の事なの!?

  • こにこに さん

    だんだん過去に遡っていく構成が、まるでししおどしに水が溢れてまたゼロに戻るような、好きという感情や愛がいっぱいになってまた次の章では戻る感覚で、章が変わるたびに頭を一旦整理するために集中が途切れがちになったが、だからこそ読んでいてより引き込まれた

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人物・団体紹介

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広谷鏡子

1960年香川県丸亀市生まれ。県立丸亀高等学校、早稲田大学第一文学部文芸学科卒業。95年『不随の家』で第19回すばる文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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