目に見えない世界を歩く 「全盲」のフィールドワーク 平凡社新書

広瀬浩二郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582858624
ISBN 10 : 4582858627
フォーマット
出版社
発行年月
2017年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
264p;18

内容詳細

「全盲」から考える社会、文化、人間。目が見えないからこそ見える世界とは。目が見えない人は、目に見えない世界を知っている―。障害当事者という立場から盲人史研究に取り組み、現在は独自の“触文化論”を展開する文化人類学者がその半生と研究の最前線を綴る。

目次 : 序章 架空対談「目が見えない世界を生きる」/ 第1章 目が見えない人は、目に見えない世界を知っている/ 第2章 “触常者”という立場/ 第3章 盲人史研究から「さわる文化」論へ/ 第4章 ある当事者団体の挑戦/ 第5章 触る感動、動く触感/ 第6章 「触識」のすすめ/ 第7章 触角人間になろう!/ 終章 「ユニバーサル・ツーリズム」とは何か

【著者紹介】
広瀬浩二郎 : 1967年、東京生まれ。国立民族学博物館准教授。13歳の時に失明。筑波大学附属盲学校から京都大学に進学。2000年、同大学大学院にて文学博士号取得。専門は日本宗教史、文化人類学、触文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • けんとまん1007 さん

    改めて、人の持つ五感とは何かを考える。持っているものが何で、それをどう使うのかということ。そこから、何が必要なのかにもつながるように思う。改めて、ユニバーサルデザインということを考えるきっかけになる。人は、気配も含めて感じるということがある。それも一つの力。また、触覚をどう活かすのかということ。視覚に頼りすぎると、いろいろなことが、かえってわかりにくくなってしまうということもある。五感を総動員できると、今までにない世界があるように思う。

  • おせきはん さん

    ユニバーサルデザインに関しては、ハード整備は進んできましたが、ソフト面での対応は、まだ視覚に頼っているところがあり、もう一工夫必要だとわかりました。視力に関係なく、触れることで目に見えないものに気づける「触常者」という考え方を大切にしていきたいと思いました。

  • tellme0112 さん

    四年生の教科書に、点字の話がでていたことから、点字図書館に足を運ぶ機会があった。ワクワクするような話。さわる展示、体験してみたいなあ〜

  • kenitirokikuti さん

    著者は50才の全盲者。幼い頃から弱視だったが、13才のときに失明した。盲学校から京大に進む。博士号を得て国立民族博物館へ。作中で言及あるが、梅棹忠夫氏は老いてから盲人になったんだっけ▲イタコ、瞽女、琵琶法師はなり手を失い、途絶えたそうな。按摩や鍼師もすでに盲人のみの職ではない。パソコンの発達は盲人にとって福音であったが、盲人が点字を学ぶ動機を失わさせる。ついでに点字を調べた。8ビットのアスキー文字コードより少ない6ビットだ▲触覚について。なぞる、なでるの他、味わうや「肌を合わせる」も含む。

  • ねこさん さん

    「目が見えないからこそできる事とは何か。」視覚でとらえる事物は表面的だが、触覚は「体内に入り込む」波動を感じることができる。

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