知の現在と未来 岩波書店創業百年記念シンポジウム

広井良典

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000238854
ISBN 10 : 400023885X
フォーマット
出版社
発行年月
2014年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
165p;20

内容詳細

いま必要な“知”とはどのようなものなのか。ジャンルの枠を越え、あらゆる固定観念を打ち砕き、縦横無尽に語り尽くした濃密な討議。

目次 : 第1部 大学、出版、知の未来(ポスト成長または人口減少時代における科学と知(人類史における拡大・成長と定常化/ 経済成長あるいは資本主義と科学 ほか)/ パネル討論(セノポイエーシス―大学で何ができるか/ ポスト高度情報・消費社会に外部はあるのか ほか))/ 第2部 資本主義と国家の未来(資本主義に安楽死はない(交換様式/ 帝国・国民国家・帝国主義 ほか)/ パネル討論(民主主義を哲学する/ 資本主義と「市場化」の論理 ほか))

【著者紹介】
広井良典 : 千葉大学教授。1961年生まれ。公共政策および科学哲学

管啓次郎 : 明治大学理工学部教授。1958年生まれ。詩人、比較文学者。ワシントン大学(シアトル)博士論文提出資格取得

高橋源一郎著 : 作家・明治学院大学教授。1951年生まれ。81年、『さようなら、ギャングたち』でデビュー。88年、『優雅で感傷的な日本野球』で三島由紀夫賞、2002年『日本文学盛衰史』で伊藤整文学賞を受賞

長谷川一 : 明治学院大学教授。1966年生まれ。専門は、メディア論・メディア思想・文化社会学。晶文社、東京大学出版会に勤務した後、東京大学大学院博士課程満期退学。同大学院助手を経て現職。博士(学際情報学)

柄谷行人 : 評論家。1941年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 壱萬弐仟縁 さん

    静かで長い非常事態、放射能汚染(D頁)。広井教授の社会的関係性――科学/知の社会化(ソーシャルな科学/知21頁〜)がある。生命の創発性、自然の内発性、存在をテーマとした時代になっていく(24頁)と想定されている。自然の内発性は火山噴火が象徴的である。デンマークは原発を持っておらず、ドイツも2022年までの脱原発を宣言。緑の分権的福祉社会に近い姿を実現しつつある(29頁)。日本はかなり立ち遅れているどころか彼らに逆行しようとしている。    

  • イボンヌ さん

    知の未来に期待するしかありません。 シンポジウムを文字おこししたものです。哲学や文学や社会学や財政の先生が議論したものです。 多くの専門家が戦争について、近い将来起きると言及しているのが心配になりました。

  • 鎌倉 幸子 さん

    さまざまな視点から語られているシンポジウムの記録集。「知的ということは、折に触れて考えて、想像力を発揮するということです」という高橋源一郎さんの言葉が記憶に残った。情報の海の中にいることで「わかっている」気になってはいけない。考えて、その先の未来を創造することこそ未来のために「知」を働かせることにつながるのだと実感した。

  • 樹 さん

    自主と模倣。日本人は自主の理念と行動の習慣がなかった。ルールを決められるものが強い。一人一人が哲学者になる必要がある。TVを見ると考えなくなるらしいけど、TVは退屈だからついつけてしまうけどね〜。少し減らすべきですね。シンポジウムをまとめた書籍なので、さらっと読めました。

  • Sekiguchin Kazutaro さん

    「短絡的な国家嫌いを辞めて、国家の役割を明確化することが重要〜」

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

広井良典

1961年生まれ。京都大学人と社会の未来研究院教授。専攻は公共政策、科学哲学。環境・福祉・経済が調和した「定常型社会=持続可能な福祉社会」を一貫して提唱。社会保障、医療、環境、都市・地域等に関する政策研究から、ケア、死生観、時間、コミュニティ等の主題をめぐる哲学的考察まで、幅広い活動を行っている。著

プロフィール詳細へ

社会・政治 に関連する商品情報

おすすめの商品