決壊 上 新潮文庫

平野啓一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101290416
ISBN 10 : 4101290415
フォーマット
出版社
発行年月
2011年06月
日本
追加情報
:
16cm,480p

内容詳細

地方都市で妻子と平凡な暮らしを送るサラリーマン沢野良介は、東京に住むエリート公務員の兄・崇と、自分の人生への違和感をネットの匿名日記に残していた。一方、いじめに苦しむ中学生・北崎友哉は、殺人の夢想を孤独に膨らませていた。ある日、良介は忽然と姿を消した。無関係だった二つの人生に、何かが起こっている。許されぬ罪を巡り息づまる物語が幕を開く。衝撃の長編小説。

【著者紹介】
平野啓一郎 : 1975(昭和50)年、愛知県生れ。京都大学法学部卒。’99(平成11)年、大学在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • bunmei さん

    一言でいうと、哲学的なサイコ・サスペンスといった感じ。平野流の文学的な言葉の中に、ヒタヒタと迫る猟奇的な怖さが迫ってきます。いつの間にか結婚し、平凡な生活を送っていることに、不条理な疑念を持つようになっていた良介。それは、兄の崇が秀才であるにもかかわらず、屈した世界観を持ち、人生に失望しかけていることと、妻・佳枝と崇との関係にも、疑惑を感じ始めていたから。その良介が、無惨な殺人事件の被害者となって発見され、容疑者として浮上したのが兄の崇。また同時進行のいじめ事件の復讐劇も絡み、サスペンスの色濃く下巻へ。

  • s-kozy さん

    存在の確かさ、不確かさ。目の前にいれば、その人は確かにいるのか?ネットの闇に真実はあるのか?突然起きたバラバラ遺体遺棄事件。いや、この殺人は必然か?「これはすごい小説なんじゃないの?」と予感を孕ませつつ下巻へ。

  • NAO さん

    ネットで殺人依頼がなされたり、集団自殺が行われたりする現代、あまりにも倫理観が希薄になって、他人の感情が読めなくなってしまった時代に、こういうことも起こりうると警告を発しているような話。ブラックホールを覗き込んだら、こんな感じなのだろうかと思うような暗さ、重さの中、下巻へ。

  • 優希 さん

    罪の重さの匂いがします。息の詰まるような事件の序章と言うべきでしょうか。無関係に見える2つの人生が関わりを持つことで、明らかに何かが起こっているように感じました。何か分からない苦しさなのですが、そこに引き込まれずにはいられません。下巻も読みます。

  • 優希 さん

    許されぬ罪の重さがのしかかってきました。息が詰まりそうな事件の序章と言うべきでしょうか。一見無関係な2つの人生が関わり合うことで、何かが起こっているのは明らかです。衝撃と苦しさがのしかかりますが、その重みが魅力に感じる物語でした。下巻も読みます。

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人物・団体紹介

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平野啓一郎

1975年、愛知県生まれ。京都大学法学部卒業。大学在学中に発表した『日蝕』で第120回芥川賞を受賞。著書に、『一月物語』『葬送』『高瀬川』『滴り落ちる時計たちの波紋』『あなたがいなかった、あなた』『決壊』などがある。『決壊』で芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

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