洋子さんの本棚

平松洋子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087715910
ISBN 10 : 4087715914
フォーマット
出版社
発行年月
2015年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
267p;20

内容詳細

本と人生を語り尽くした、滋味あふれる対話集。


ともにたいへんな読書家で知られる小説家・小川洋子氏とエッセイスト・平松洋子氏。
同世代で同郷のお二人が古今東西の名作を入り口に、文学とおんなの人生の来し方行く末を語り尽くした対話集。

それぞれの本棚から飛び出した30冊と1本に、ケストナー、増井和子、タブッキ、白州正子、倉橋由美子、深沢七郎、藤沢周平、オースターetc……。
語られるのは、少女時代の思い出から人生の旅立ちまで……。

巻末に抱腹絶倒の「人生問答」を附録。実践的かつ滋味深く、今日からあなたの人生の良き道標となることまちがいなし。


【著者紹介】
小川洋子 : 1962年、岡山県岡山市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1988年「揚羽蝶が壊れる時」で第7回海燕新人文学賞を受賞。1991年「妊娠カレンダー」で第104回芥川賞を受賞。2004年『博士の愛した数式』で第55回読売文学賞、第1回本屋大賞を受賞。同年、『ブラフマンの埋葬』で第32回泉鏡花文学賞を受賞。2006年『ミーナの行進』で第42回谷崎潤一郎賞を受賞

平松洋子 : 1958年、岡山県倉敷市生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業。1993年『とっておきのタイ料理』を刊行。2006年『買えない味』で第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。2012年『野蛮な読書』で第28回講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    お二人ともにファンなので読んでいて二人の対談集がしかも読書が中心で非常に楽しめました。お二人ともに岡山出身なのですね。岡山朝日高校とノートルダム清心とのことですごい才女同士なのですね。お二人が読まれていた本が章ごとに挙げられていますが私の読んだ本とも結構かぶっているので読みたい本が増えると思っていましたが少し肩透かしでした。

  • hiro さん

    同郷で同世代の洋子さん二人の本と人生を語った対話集ということで、どんな本が登場するのか興味があって読んだ。登場した本はほとんどが読んだことはなかったが、『海鳴り』『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』と『アンネの日記』は是非読みたくなった。〈巻末附録〉の人生問答で、一夜をともにするとしたら誰がいいですかという質問に、平松さんの答えは光源氏なのに対して、なぜダイアナではなくカミラなのか尋ねたいのでチャールズ皇太子という小川さんの答えには、思わず笑ってしまった。ゆるいガールズトーク?も面白かった。

  • pino さん

    お二人の読書体験はまるで本を巡る探検のよう。みっしりと語られた言葉をノートにメモしながら読む。夢中で罫線も無視して書きつける。言葉の海にザブンと飛び込んで手足に海藻を纏ってぷかっと水面に浮かぶラッコの気分。深みのある言葉をたくさん拾った。とは言え「三度の裁ちばさみ」の話の流れは同じ女性としてドキリとする。時に本を読むことで心の闇を照らされ立ちすくむ。でも結局本に居場所を求めてしまう。本には異界という地続きの場所もある。本=人生。言葉を生業としている作家に宿る力を知る。それを享受できるとは。なんという幸せ。

  • あじ さん

    読書をグレープフルーツジュースに例えてみる。私はコップの輪郭を撫でるだけの、稚拙な読み方しか出来ない。でも二人の洋子さんはジュースを果肉、半濁果汁、上澄みの層に分離してなお至るまでの過程を、仔細に論理的に語る術を持っている。表現者として女としての50年の生。人生を五つのエピグラフにし、その時代に読んだ本の真髄を、二人で言葉を補い合い確認する作業。シーツの両端を持ち、ピンと張ったベッドメイクのよう。私はそのベッドで、心ゆくまでお二人の本棚を貪った。

  • metoo さん

    洋子さんと洋子さんの本にまつわる対談。洋子で思い出すのはアメリカ人と結婚した元職場の先輩。「アメリカ人と結婚するってどうですか?」と尋ねたら「男なんてナニジンでも一緒」と答えた素敵な先輩。もう一人は小野洋子(オノヨーコ)。洋子って憧れる。私も洋子っていう名前だったらこんなに素敵な文章が書けるようになってたはず。少女時代の思い出の本に小川洋子さんが「にんじん」を挙げているのが嬉しい。「にんじん」が三冊も実家にあった。私の父は余程この本を私に読ませたかったようだ。この対談を読了し読みたい本がまた増えた。

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人物・団体紹介

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平松洋子

作家、エッセイスト。岡山県倉敷市生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業。食文化と暮らしをテーマに執筆活動を行う。『買えない味』で第16回Bunkamuraドゥマゴ文学賞、『野蛮な読書』で第28回講談社エッセイ賞、『父のビスコ』で第73回読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載され

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