グローバリズムという病

平川克美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784492314500
ISBN 10 : 4492314504
フォーマット
出版社
発行年月
2014年07月
日本
追加情報
:
212p;19

内容詳細

「グローバル○○」って、いい加減ウンザリしませんか?税逃れのタックスヘイブン、残業代ゼロ・低賃金かつ解雇自由な労働法…このままでは国民国家が株式会社に乗っ取られる!

目次 : 第1部 グローバリズムはどこから来たのか―グローバル信仰とその起源(「生態系」を破壊するグローバリズムという病/ 日本人の独特なグローバル信仰/ 「グローバル人材」論と英語力/ 銃規制をできないアメリカと、グローバリズムの起源/ グローバリゼーションとグローバリズム)/ 第2部 国民国家を乗っ取る株式会社―経済が社会を牛耳るコーポラティズム(株式会社対国民国家/ 租税回避で海外逃避する企業/ 新自由主義の正体/ 戦後体制の崩壊と、消えた国民経済/ 国民国家の理念の背馳する特定秘密保護法)/ 第3部 グローバリズムはどこへ行くのか―対抗する思想(グローバリズムとはお金儲けのための世界レベルの競争戦略/ 家族制度の長い歴史と株式会社の驚くほど短い歴史/ 失われた生活者の思想と、根拠地の思想を求めて)

【著者紹介】
平川克美 : 1950年東京生まれ。1975年、早稲田大学理工学部機械工学科卒業。渋谷道玄坂に翻訳を主業務とするアーバン・トランスレーションを内田樹らとともに設立、代表取締役となる。現在、株式会社リナックスカフェ代表取締役。立教大学大学院ビジネスデザイン研究科特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヒデミン@もも さん

    序文が、哲学的で文学的で良かった。「一体、わたしたちはナニモノなのか。別にそんなことを意識しなくとも生きていけるが、昨今のように、グローバル、グローバルと言われると、わたしはそんな空疎な概念に寄り添うのではなく、もっと身近な小さなことのために生きているのだと言ってみたくなる。身の回りの人々と、日々の生活の中で関係し、喜怒哀楽を分かちあうような生き方をしてはいけないのかと言いたくなる。」カッコイイけどグローバルな生き方をしてきた平川さんだからこそカッコイイ。後半は私には難しい経済論。ウルグアイの大統領の演説

  • シュラフ さん

    問題を考えるにあたっては言葉の正しい理解が必要である。"グローバリゼーション"は国と国がある限りは通商などで必ずおこりうるもの。だが、"グローバリズム"というのは、国家間の障壁をなくそうという動きであり、世界がひとつの市場・ひとつの通貨・ひとつの言語を目指すもの、つまりはローカル性の喪失ということである。いまや日本の各都市が同じ景色になってしまったように、世界の各都市も同じ景色になるということ。"グローバリズム"というイデオロギーに対しては「それでわれわれは幸せになれるのか」ということの問題認識が必要。

  • おおにし さん

    グローバル化は歴史の必然でもなんでもなく、国民国家を崩壊させるグローバリズムというイデオロギーが、伝染病のように先進国を中心に世界へ蔓延しつつある。グローバリズムを病と考えると、グローバル化を推進する人たちが語るまったく変な理屈も病に侵されているからだと理解できます。しかし、この難病を治す治療薬があるのかどうか。これが次の問題です。

  • テツ さん

    資本主義社会の効率化のため(だけ)に素晴らしいことだとされてきたグローバリズムにも綻びと軋みがあるとみんなが理解し始めた今の時代にこそ読み直したい。全ての障壁をなくし同じ言語が通じる均一な世界って本当に素晴らしいのだろうかという疑問は以前から抱いていたけれどそれに対するモヤモヤが多少解決した気がします。今は世界の秩序が創り変えられる瞬間に生きているんだろうな。この先の国々の在り方やそこでの社会活動はどうなっていくのか楽しみではあります。

  • ophiuchi さん

    これを読んで、なぜ自民党や維新の党などの政治家が経済成長を絶対条件としているのか、TPPが目指すところなどについて、納得のできる答えが得られたように思う。

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平川克美

文筆家、「隣町珈琲」店主。1950年、東京・蒲田の町工場に生まれる。早稲田大学理工学部機械工学科卒業後、翻訳を主業務とするアーバン・トランスレーションを設立。1999年、シリコンバレーのBusiness Cafe Inc.の設立に参加。2014年、東京・荏原中延に喫茶店「隣町珈琲」をオープン(本デー

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