「消費」をやめる 銭湯経済のすすめ

平川克美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784903908533
ISBN 10 : 4903908534
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
追加情報
:
244p;19

内容詳細

「消費第一世代」として、株主資本主義のど真ん中を生きてきた著者がたどりついたのは…半径3km圏内の暮らしだった。「経済成長なき時代」のお金の生かし方。

目次 : 第1章 消費者第一世代として/ 第2章 戦後は消費化の歴史だった/ 第3章 消費ビジネスのなかで/ 第4章 あれは戦争だった/ 第5章 それでもアメリカに憧れる日本/ 第6章 詐欺化するビジネス―ウォルマートからプライベートブランドへ/ 第7章 消費者マインドを超えて

【著者紹介】
平川克美 : 1950年東京生まれ。1975年、早稲田大学理工学部機械工学科卒業。渋谷道玄坂に翻訳を主業務とするアーバン・トランスレーションを内田樹らと共に設立、代表取締役となる。現在、株式会社リナックスカフェ代表取締役。立教大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • とよぽん さん

    脱消費者論。経済の話として読んでいたら、人間は野生と文明のバランスをとっている・・・との言葉が出てきて意外だった。そろそろおカネを使わずに生きていく方法を考えるべきだとも。私たちがいかにおカネというものに依存しているか、平川さんの警鐘が後半ずっと鳴らされていたと感じる。さらに、少子化の原因をズバリ明言されたところも驚いた!あぁ、そうなんだよねと思った。また、アメリカが仕掛けた経済戦争の数々にも末恐ろしさを感じた。おカネを使う消費を、少しずつ減らしていきたい。

  • けんとまん1007 さん

    消費をやめる。賛成。ただ、言葉どおりで受けとってはいけないということが最初に書かれているので、わかりやすい。平川さんの本は3冊目で、一貫した視点を感じる。自分で、それなりに畑で野菜を作り始めてから、ものの考え方が少し変わってきたと思う。消費よりも、生産することに思いが行くようになった。それに大規模店はコンビニには、違和感をずっと感じているのも事実。そんな感覚が間違っていないのだということを認識できた。最近思うのは、息子の代にきちんとしたものをつなぐということ。今の風潮は、その逆を行っている。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    半径3q圏内をめぐる経済(表紙見返し)。付録にミニ新聞が付いているのは心憎い。話し言葉で読みよい。6頁の多忙浪費型の生活と、7頁のスローライフのような職住接近では、随分と違った人生模様が垣間見れる。おカネよりももっと大切なものがある。そう信じていた時代があったことを覚えて おいていい(29頁)との指摘は今の時代には受け入れられると思う。買わなければいけないものなんて、そうあるものではない(37頁)。いま、ここにいる自分を引き受けて、責任を感じて生きていくのが大事なこと(147頁)。確かに。 

  • Roko さん

    今の経済を回している人たちは「人は皆、消費をしたがるものだ」という前提でモノを考えています。「ホラ、安いでしょ!」「新製品ですよ!」「流行ってますよ!」なんて掛け声とともに商品を市場に送り込んできます。世間の大多数の人たちも、それが当たり前と思って生きているわけですが、「なんか違うな」と思う人がチラホラ現れてきています。著者の平川さん曰く、何かを買うと考えるからお金が必要なのであって、必要なものは「もらう」「貸してもらう」「自分で作る」と考えると、お金はほとんど必要ないんじゃないかということになるんです。

  • onasu さん

    成長戦略、て囂しいけど、今のところカネをいっぱい刷っただけ。それに対して平川さんは、日本はもう経済成長を求める世の中じゃない、と言うけど、成長を要する分野と、そうではないとこ、その色分けが変わる、てことではないのか。  とは言うものの、著者の喋りはすんなり腹に落ちる。戦後は、皆が同じものを持てる時代になった果てに、消費すること自体が目的になった。即ち、消費しないと、経済が循環しないと。  それで行き着く先は、いわゆる合理性のある結果で、シャッター商店街か、巨大商業施設か。どちらもいやだな、と素直に思う。

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平川克美

文筆家、「隣町珈琲」店主。1950年、東京・蒲田の町工場に生まれる。早稲田大学理工学部機械工学科卒業後、翻訳を主業務とするアーバン・トランスレーションを設立。1999年、シリコンバレーのBusiness Cafe Inc.の設立に参加。2014年、東京・荏原中延に喫茶店「隣町珈琲」をオープン(本デー

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