暴力と音 その政治的思考へ

平井玄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784409040539
ISBN 10 : 4409040537
フォーマット
出版社
発行年月
2001年03月
日本
追加情報
:
20cm,272p

内容詳細

きたるべき時代の暴力論。ベンヤミン『暴力批判論』とファノン『地に呪われたる者』。著者はこの20世紀の二つの暴力論を、自らの体験として読み直す。グールドや黒人ジャズ、ナチスの闘争歌を生成の現場で聴く。そして寄せ場労働者、フリーター、ホームレスの人々に接して新しい「階級」を構想する。政治や思想の動きを「音」として聞き思考した力強い評論集。

目次 : 暴力的生成―ベンヤミンとファノンの経験/ ピアノを弾くサイード/ 構成的ホームレス/ 甘く苦き新しいプロレタリアへ/ 階級的東京/ 破壊と実現―ギー・ドゥボールと平岡正明、そしてフランツ・ファノン/ 非常事態下の音楽―ワイマール末期の「音」の闘争

【著者紹介】
平井玄 : 1952年東京都新宿区に生まれる。1968年、都立新宿高校1年の時に全共闘運動に参加。早稲田大学文学部抹籍。以降、企業体に属さず、新宿の街でジャズを中心とする音楽批評と社会運動に携わる。1985年、日雇い労働者たちの生活と闘いを描いた映画『山谷 やられたらやりかえせ』の製作と上映の運動に加わる。92年にはパレスチナ/イスラエルのエルサルム市を訪れ、パレスチナ人音楽グループを国内に招聘、コンサートを開く。97年より早稲田大学文学部非常勤講師。著書に『路上のマテリアリズム』(社会評論社、1986)、『破壊的音楽』(インパクト出版会、1994)。共著に『東京劇場 ガタリ、東京を行く』(UPU、1986)、『音の力』(インパクト出版会、1996)、『ファシズムの想像力』(人文書院、1997)、『音の力 沖縄「コザ沸騰編」』、『同「奄美/八重山/逆流編」』(インパクト出版会、1998)、『21世紀のロック』(青弓社、1999)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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人物・団体紹介

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平井玄

1952年生。文筆家。音楽・思想・社会等幅広い領域を独自の感覚で論じる。早稲田大学文学部抹籍。早稲田大学文学部非常勤講師を経て、東京藝術大学の非常勤講師など。八〇年代よりジャズを中心とする音楽の批評やプロデュースをはじめ、映画『山谷 やられたらやりかえせ』やパレスチナ音楽の紹介、フリーター運動など、

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