ルイ・アルチュセール 行方不明者の哲学 岩波新書

市田良彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004317388
ISBN 10 : 400431738X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
272p;18

内容詳細

現代思想を代表するマルクス主義理論家か、妻を殺めた狂気の人か。光と闇の落差がもたらす眩暈のなかに哲学者は姿をくらます。彼にとっては、「行方不明になる」ことが「政治」であった―知られざるアルチュセール(一九一八‐九〇)の哲学が「スピノザを読むアルチュセールを読む」というかつてない試みを通して浮かび上がる。

目次 : 第1章 行方不明者の生涯(理論と経験/ 落差と眩暈―青年期 ほか)/ 第2章 偶然性唯物論とスピノザ―問題の「凝固」(偶然性唯物論―晩年の思想?/ 構造とはなにか ほか)/ 第3章 『資本論を読む』またはスピノザを読む(アルチュセールのスピノザ/ 徴候的読解とはなにか ほか)/ 第4章 構造から“私”と国家へ(「錯乱」するアルチュセール/ 原因の劇場 ほか)/ 第5章 スピノザから遠く離れて(『神学政治論』でも『政治論』でもなく/ 哲学、政治、歴史 ほか)

【著者紹介】
市田良彦 : 1957年生まれ。神戸大学大学院国際文化学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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