御伽草子 下 岩波文庫

市古貞次

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003012628
ISBN 10 : 4003012623
フォーマット
出版社
発行年月
1986年03月
日本
追加情報
:
15cm,277p

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読書メーターレビュー

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  • syaori さん

    上下巻を通してとても好きだったのは、猿の貴公子が兎のお姫様と結ばれる『のせ猿草子』。人間と異類の婚姻譚の場合、上巻の『木幡狐』などのように最後はお別れしなければならないことが多いのに対し、猿貴公子と兎のお姫様の結婚を描くこちらはただただおめでたく、兎の姫は可憐だし、コンコン仲をとりもつ狐の仲人も少し滑稽だしでとても楽しく読みました。また鬼の酒宴の人の肉や血の赤の陰惨な美しさがとても強い印象を残す『酒呑童子』、卑しい鰯売りが機知によって美女を手に入れる『猿源氏草子』のほか、『鉢かづき』『梵天国』なども好き。

  • 記憶喪失した男 さん

    「梵天国」の八大竜王は日本のヤマタノオロチのことなんだろうな。「酒呑童子」はこんな話だったとは。古事記のような武家ものだ。頼光という日本一強い男が戦ってるのはわかる。「浦島太郎」は、「日本霊異記」にあったが、この「御伽草子」にもあるようだ。

  • 風太郎 さん

    「浦島太郎」「一寸法師」「酒呑童子」など幾つか、話の内容を知っているものが掲載されていました。でも、自分が知っているのとは内容が少し変わっていて、私たちが今読んでいる物語は、現代の人に合うように上手く変えられているものだと感心させられます。未読のものとしては「横笛草子」が悲話なんですけれど、良かったと感じさせられました。これで岩波文庫の『御伽草子』を上下巻読み終わったわけなんですけれど、この二冊に全て話が載せられているというわけではないらしいので、全集のようなものがあれば読んでみたいと思います。

  • かみしの さん

    「二十四孝」について。とんでもない話ばかりである。僕は親のために、凍った池に裸で身を伏せるだとか、俺を食えっていうとか、うんこ舐めるとか絶対にできない。子供を埋めるという話は「いやいや、お前の食物を減らせ」と突っ込まざるを得なかった。こういうめちゃくちゃ具合を含めて御伽草子、もとい奈良絵本だと思う。

  • かみしの さん

    親孝行大切。

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市古貞次

明治44年山梨県生まれ。昭和9年東京帝国大学卒業。現在、東京大学名誉教授

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