ムササビ 空飛ぶ座ぶとん

川道武男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784806714866
ISBN 10 : 4806714860
フォーマット
出版社
発行年月
2015年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
251p;20

内容詳細

山地から都市近郊の社寺林にも生息し、夜の森を秒速七〜一三メートルで滑空するムササビ。一回の滑空の水平距離は二〇〜三〇メートル。九年間九七六夜の観察・調査で個体識別した一一七頭から、一頭のメスと複数オスの一晩の交尾騒動、出産、子育て、食料事情と交尾の時期の関係など、これまで明かされていなかったムササビの生態の謎に迫る。

目次 : 序章 ムササビと生きる/ 第1章 滑空生活/ 第2章 ムササビ観察のコツ/ 第3章 季節のメニューと食事マナー/ 第4章 巣と活動性/ 第5章 行動圏となわばり制/ 第6章 交尾をめぐるオスの争い/ 第7章 交尾栓の秘密/ 第8章 交尾期が年二回ある理由/ 第9章 母と子/ 第10章 子どもの独立/ 終章 ムササビ研究への道/ 付録 人とムササビの長い関係―妖怪から観察会まで

【著者紹介】
川道武男 : 1944年富山県生まれ。1967年北海道大学理学部生物学科(動物学専攻)卒業後、同大学大学院博士課程、州立アラスカ大学北極生物研究所に所属。理学博士。ナキウサギ、ツバイ、ムササビなど単独性哺乳類の社会を研究。学生時代に世界を放浪し、独立したばかりのアフリカ諸国での野生哺乳類への無法な扱いを目の当たりにし、野生哺乳類の生態研究を決意する。1970年代半ばより、居を京都に移し、奈良の社寺林でムササビを追う。現在は、ムササビ論文の執筆と、リス・ムササビネットワーク事務局として会誌「リスとムササビ」を発行する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • あび さん

    古来より伝わる妖怪の類の正体はムササビという説が濃厚らしい。江戸時代後期の儒学者もその推定を書き残している。因みにムササビは木を降りるのが下手だそうだ。飛ぶことに特化する為に、後ろ足の筋力が衰退し、体重を支えきれないだとか。あと、食事の仕方が贅沢だ。ほとんど食べ終えて無いのに、齧っていた実を地面にポトリと捨てていくそうだ。生意気なやつだ。

  • マイアミ さん

    ★★★ 生物系の本を読むと必ずと言っていいほどダーウィンの進化論からの引用が掲載されているが、珍しくそれがなかった。しかし、著者はダーウィンと同じくフィールドワークを主体とした観察の積み重ねによってムササビに関して得られた知見を提示してくれている。特にムササビの交尾行動に関して優れた知識を与えてくれる。今も昔も生物学の基本は観察であり、まだまだ新しく発見できることがあるのだなと思った。ただムササビ全般の生態について広く語られておらず、遺伝学的なアプローチもなかったのが残念。

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川道武男

1944年富山県生まれ。1967年北海道大学理学部生物学科(動物学専攻)卒業後、同大学大学院博士課程、州立アラスカ大学北極生物研究所に所属。理学博士。ナキウサギ、ツバイ、ムササビなど単独性哺乳類の社会を研究。学生時代に世界を放浪し、独立したばかりのアフリカ諸国での野生哺乳類への無法な扱いを目の当たり

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