アルバムとしてべすと。なにか気分が伝わる。この人の人柄までわかるような気がしてくる。微熱の琴はなんとも印象的だけど、それらおとのひとつひとつの表情がただの思い付きという以上の意味ありげな表現としてあるように思う。この人ではまずこれをおすすめしたい。

寄せ集め的なアルバムだが魅力的。押しの強い曲も多いが、そこにこの人の人柄がうまく反映して調和している、結果的に。未知だが懐かしいような甘酸っぱいような景色に連れて行ってくれる。必須。

2001年に行われたツアーのライブ音源を１１年たった今リリース。とにかく自分にと音楽に真正面から取り組んで作られたと感じられるサウンドは、決して人に向けたものではなく川本真琴本人に向けられてる気がする。その内に秘めた感情やエネルギーが溢れ出すというよりも滲み出てくるようなライブ

この作品を手にしてDVDを再生する前に、逸る気持ちを抑えてまずは2枚組のCDを聴いて欲しい。 ここに収録されて居る17編の新曲（あえてそう呼ばせて貰う）は、他で語り尽くされている居る大胆なアレンジの数々は然る事ながら、アルバム全体において曲順やメッセージを統一したコンセプトの基で編成している、所謂「トータルコンセプトアルバム」と言って良いだろう。 CDのジャケットが1stアルバムを意識したデザインと成って居る事からも分かる様に、世紀末を駆け抜けた彼女が、21世紀の始まりに再び世に叩きつけたデビューアルバムなのだ。 この中でも、introduction 〜 キャラメル 〜 ギミーシェルター 〜 早退 〜 STONEにかけては、曲一つ一つが作られた時期がバラバラであるのにも関わらず、各曲の歌詞が互いをフォローし合うと言う、ロック・オペラ的な意味合いも成している。 この様に、所謂「川本真琴時代」の集大成であるこの作品は、川本真琴 「真」 のベストアルバムと言っても差支えないだろう。 DVDについては、これからの時代に形に残る記録媒体として残してくれた事に、我々は感謝するべきだと思う。記憶だけで終わらせてはな成らないこの「記録」を後世に伝えてゆく為にも、必要不可欠な事なのだ。 最後に、ベルベットアンダーグラウンドのカバー「I’m waiting for the man」について。映像化には至らなかった事は誠に残念ではあるが、この曲を演奏した事実だけでも嬉しいサプライズであった。ましてやアンコールの１発目に持って来る姿勢は、彼女の音楽に対する真摯な姿勢を現すものだ。 懐かしさにこの作品を手にした方も、コレクションの一つとして購入される方も、これからも常に「マイペース」で歩き続ける、アーティスト川本真琴を応援し続けて欲しい。彼女の音楽を追い求めるツアーに最終公演日など存在し無いのだ。

　シングルがコンプリートされているのでＢＥＳＴとして良いと思う。

彼女の才能は勿論だけど、それを余すことなく引き出した岡村ちゃんのプロデュースにも拍手！ 『地下鉄の階段?』のフレーズは聴く度に心にグッとくる。各曲のアレンジも聴きどころ、やっぱり天才だって思っちゃう。

本当に天才 メロディー、詩、声 パーフェクト 思春期特有のワクワク、ドキドキ感 なんか走り出したくなる感じ 他のアーティストにはない たまらない、僕にとっては 神様です

岡村ちゃんファンだった自分は、当時はどこか冷静に彼女の曲を聴いてたけど、今　再び聴いてみると「川本真琴って天才だったんだ」って今更きずいた。岡村ちゃんも彼女が引退することにすごくショックをうけてたらしい。それだけ彼女の才能を買ってたんだろうな。でも最近また活動してるみたいだよね？今の川本真琴の新しい曲が聴いてみたい。

1/2しか知らなかったあたしがこのアルバムを聴いてから 真琴さんの曲すべてを好きになりました(^^)

まさしくエキノコックス体験。長い潜伏期間を経て今頃魅力に取りつかれています。