直木賞物語 文春文庫

川口則弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167907983
ISBN 10 : 4167907984
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
追加情報
:
580p;16

内容詳細

芥川賞と並び称されるも、大衆文学・エンタメ小説が対象の直木賞はいつもオマケ扱い、その時々の選考会でブレまくる選考基準、山本周五郎賞や「このミステリーがすごい!」、本屋大賞など次々とライバルが出現!波乱万丈の直木賞の歴史を、人気サイト「直木賞のすべて」を運営する著者が描く、人間臭さ全開のドキュメント。

目次 : 第1章 純文芸との因縁 一九三五年〜一九四四年/ 第2章 通俗性への反発 一九四五年〜一九五八年/ 第3章 同人誌への期待 一九五八年〜一九六五年/ 第4章 中間小説の繁栄 一九六六年〜一九七七年/ 第5章 マスコミの狂乱 一九七八年〜一九八八年/ 第6章 ミステリーの隆盛 一九八九年〜一九九九年/ 第7章 出版不況の風圧 一九九九年〜二〇一三年/ 第8章 安全運転の定着 二〇一三年〜二〇一六年

【著者紹介】
川口則弘 : 直木賞研究家。1972年東京都生まれ。筑波大学比較文化学類卒。2000年よりホームページ「直木賞のすべて」を運営。2008年、そのなかにサブコンテンツ「芥川賞のすべて・のようなもの」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • のぶ さん

    直木賞の第1回から、直近は荻原浩の第155回までの選考会の内容が、漏らさず書かれている。通して読んでみると、年度の近いもの程親しみがあるので面白い。それに対し、初めの頃は授賞者も授賞作もほとんど知らないものばかりなので、読んでいて退屈。だが、今日の直木賞がどうして国内で最高の権威を持つ文学賞になっていったのか、と言う部分を知る上ではとても興味深かった。まさに直木賞盛衰記。とにかくもこれだけの数の本を並べられると、読書欲が増す。やっぱり小説って素晴らしい!

  • ちえこ さん

    なぜかわからないが、私は芥川賞より直木賞の作品が好きで、10年くらい前に直木賞とは直木三十五という人に因んで作られた...と知ってどんな人でどんな作品を書く人か?と気になったが今だわかっていない。 今回少しでも何かわかるかな?と手に取ったが、直木三十五に繋がることはほとんどかかれていなかったが、歴史は古くあの人も直木賞作家だったんだ...とはじめて知ったり、昔の作品だが探して読んでみようと思うものにも出会えてよかった(^ー^)

  • 緋莢 さん

    1934年、芥川賞と共に作られた直木賞。<純文芸>が対象の芥川賞、直木賞の対象は<大衆文芸>だった。開始早々、<「大衆文芸」の場合、短篇一作だけで作家の将来を見抜くのは困難だ>と選考委員が言い、第9回では選考委員の半分以上が欠席、山本周五郎賞や本屋大賞など、ライバルとされる賞の登場などなど、八十余年の歴史の中で 起こった様々な出来事を書く。

  • 阿部義彦 さん

    直木賞やはり芥川賞のオマケ的存在。私は文藝春秋は今でも良く買いますが「オール読物」は買ったことはありません。しかし作者の川口さんが本当に書きたかったのは芥川賞物語より本書との事。確かに、定見の無さ、場当たり主義、その場しのぎツッコミどころの多さとしては、直木賞出来損ないなりのなんとも言えぬ味がありますね。本当にSFに厳しすぎるわ!小松左京さん貰ってないのか?またらもさんの「ガダラの豚」も無視かい?北村薫にやるの遅すぎない?とか私も言いたい事がいっぱいです。何よりもナベジュンは選考の邪魔だ!面白かったです

  • Noelle さん

    確かにここ数年、<直木賞>よりも<本屋大賞>の方がずっと気になる。かつては<このミス>も面白かったけど、今は <本屋>が読者の好みの傾向を体現しているのも確か。著者曰く「直木賞作品の多くは今、新刊として流通していない」かもしれないけれど、それが芥川賞ではない大衆文学相手の直木賞の本質でもあるよね。選考者の顔ぶれと、それぞれのコメントも あーあ言っちゃってるよ感もあって、それはそれでなかなか面白い。ブレブレ選考でもここ数年はいい作品いっぱいあるし。芥川賞もいいけど、直木賞もね!

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人物・団体紹介

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川口則弘

1972年、東京都生まれ。直木賞研究家。筑波大学比較文化学類卒業。昼間は会社員として働きながら、趣味である「直木賞」研究にコツコツと没頭。ついに2000年、直木賞非公式WEBサイト「直木賞のすべて」を運営。さらに趣味が高じて「文学ではなく、大好きな文学賞」の研究範囲が拡大。「芥川賞のすべて・のような

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