ザ・ファーストマイル イノベーションの不確実性をコントロールする

川又政治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784798138398
ISBN 10 : 4798138398
フォーマット
出版社
発行年月
2014年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
272p;20

内容詳細

本書では、アイデア(商品、サービス)を計画から現実に移行する重要な局面を「ファーストマイル」と呼ぶ。ファーストマイルは多くの起業家や企業内のイノベーターを悩ませる。また、彼らの行く手を阻む危険に満ちた場所(時期)でもある。現実問題として、素晴らしいアイデアが市場に受け入れられた確率は1%以下に過ぎない。しかし、失敗原因はアイデアの良し悪しにはない。アイデアを推進するプロセスにある。ファーストマイルを乗り越えるために何を準備するべきか。長年イノベーションの戦略アドバイザーとして活躍する著者が、アイデアを市場で成功させるために必要な新たなツールと事例を詳述し、苦労して得た教訓とノウハウを提示する。

目次 : 第1部 ファーストマイルで使うツールキット(アイデアを書き下ろす/ 評価/ フォーカス/ テストし学び、軌道修正/ 実験マニュアル)/ 第2部 ファーストマイルの課題を克服する(ファーストマイルの四つの課題を克服する/ 戦略的な実験を支える体制/ ファーストマイルでのリーダーシップ)

【著者紹介】
スコット・D.アンソニー : クレイトン・クリステンセン教授が創設したイノサイト社のマネージング・パートナー。イノベーション分野に特化したグローバル経営コンサルティングと投資活動を行なう。シンガポール・オフィスを本拠地として、アジア太平洋地域でベンチャーキャピタル投資活動を行なう(イノサイトベンチャーズ社)。また、グローバル企業が長期にわたって存続するための戦略立案や、イノベーション実現に向けて支援を行なっている

津嶋辰郎 : 株式会社インディージャパン共同設立者。代表取締役マネージングディレクター。少年剣士として日本一、大学では鳥人間コンテストにおいて新記録を樹立。レーシングカーの空力デザイナーとしてシリーズチャンピオンを獲得後、半導体ベンチャーのスタートアップメンバーとして事業立上げを実現する。日本の製造業を盛り上げたいという思いから製品開発コンサルティングを経て、インディージャパンを共同設立

津田真吾 : 株式会社インディージャパン共同設立者。代表取締役テクニカルディレクター。日本IBMにおいてハードディスクの研究開発を経験後、製品開発コンサルタントを経て、インディージャパンを共同設立。現在、さまざまな業界の社内ベンチャーを支援し、日本発のイノベーションを生むべくプロジェクト推進や事業開発を行う

山田竜也 : 株式会社インディージャパン共同設立者。代表取締役トレーニングディレクター。電通国際情報サービスにて黎明期の3D‐CADシステム事業の立上げ後、業務改善および人材開発コンサルタントを経て、インディージャパンを共同設立。イノベーションコンサルティングや新規事業開発を支援するほか、イノベーションやスタートアップの考え方を組織に浸透させる組織開発、人材開発に注力する。また、IAF(International Association of Facilitators)メンバーとして、プロフェッショナルファシリテーターの育成にも携わる

川又政治 : 翻訳家。諸分野における書籍・文献の翻訳を手がける。名古屋大学工学部電気電子工学科卒、カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院にて理学修士(MS)を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Willie the Wildcat さん

    作りながら走るためのリスクを絞り込み。概念が「DEFT」。至極当然の4つのプロセス。明示化した点がある意味でのハイライトという印象。中でも、プロジェクト継続・中止の件。鍵は「ゾンビ・プロジェクト」。本著で提示されたツールやフレームワークが一助となるも、人の持つ”感性”が気になるところ。評価者とDecision Maker、そして投資家。加えて、時間も事業化判断に多大に影響。時に、この緊張感が、プロ管の場合は楽しみでもあるけどなぁ。(笑)

  • ☆ツイテル☆ さん

    フライヤー

  • イノベーター さん

    読むべし(^^)

  • ガッキー さん

    起業アイデアの創出から実際にお金にできるところの一番ハードな部分を「ファーストマイル」と言う。考え方は「リーン・スタートアップ」にも近いが、行動と思考のバランスに重要性を置いている。著者のアンソニーはインド、シンガポールで起業を実践し、その失敗例を列挙している。ビジネスチャンスはあるが、あらゆるリスクの想定が必要なのだろう。 また、彼が日本をターゲットにしていない事実は、今後の日本のイノベーションの大きな課題だろう。

  • こひた さん

    枝分かれしていく初期状況で、対処可能な確率を上げるかもしれない知見をまとめた本。エジソンの発電送電構想と電球から着手、グランドイメージもって99%の努力をやる。仮説は記述しておく。財務モデルは細部も、ただし七割の確度でも動く、数字だけを信じない。仮説の集約と甘くなる期間や支出への傾向を意識、大体倍悪化する。実験は仮説、目的、予測結果と照応するためのもの。可能なら自分で市場を利用。逆財務表、ピポット基準、キルゾンビプロジェクト(失敗分析とパーティも)、なぜ誰も白紙に手を出していないか?

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