伊勢物語 河出文庫

川上弘美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309419992
ISBN 10 : 4309419992
フォーマット
出版社
発行年月
2023年10月
日本
追加情報
:
256p;15

内容詳細

「男がいた。元服したばかりの男だった」。流麗な和歌とともに語られる、恋と友情、そして別離―。平安初期の仮名文学を代表する傑作として名高い歌物語集が、作家・川上弘美による新訳で瑞々しくよみがえる。在原業平とされる貴公子を中心にした百二十五段の恋物語。

【著者紹介】
川上弘美 : 1958年東京都生まれ。1994年「神様」で第1回パスカル短篇文学新人賞を受賞してデビュー。96年『蛇を踏む』で芥川賞、99年『神様』でドゥマゴ文学賞、紫式部文学賞、2000年『溺レる』で伊藤整文学賞、女流文学賞、01年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞、07年『真鶴』で芸術選奨文部科学大臣賞、15年『水声』で読売文学賞、16年『大きな鳥にさらわれないよう』で泉鏡花文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kieth文 さん

    “三度目の恋“を読むにあたり、川上弘美さんがyou tubeで“伊勢物語“を読んでからの方がより楽しめると言ってらしたので、恐る恐る手に取ったのだけれど、和歌は川上弘美さんの解説がわかりやすくてなんとか入り込むことが出来た。男と女のさまざま恋愛模様。身分の違いなど恋路を阻むものはあるけれど、どこか奔放な恋愛事情も垣間見えて面白かった。さて次は“三度目の恋“を読みます。

  • TSUBASA さん

    九世紀後半ごろに在原業平が手掛けたとされる百二十五段からなる歌物語。学校で習った筒井筒や芥川なんかは覚えていたけど、全編通して和歌と短い散文で綴られた作品だったのですね。説明が本当に少なくて物語としては極めて淡泊(そのあたりは川上弘美の文体にぴったりしてるのかも)だったけど、和歌の掛詞や言葉遣いをじっくり味わってこそ深みがあるのだと訳者解説で知って成程と思った。けども文庫版あとがきでは説明なさ過ぎてよくわからんという結論に変遷してて正直でよろしい(笑)。気に入ったのは浮気性な男女がお互いなじりあう五十段。

  • 双海(ふたみ) さん

    作家・川上弘美が、平安初期の名作『伊勢物語』を新訳。流麗な和歌と共に描かれる、125段のめくるめく恋物語。和歌は原文とともに大胆な現代語訳を付す。かなり好きな訳文で満足。伊勢物語、いいよね。

  • アリーマ さん

    国語の教科書以来、何度となく読んできた伊勢物語。改めて川上さんの筆で描き直される世界が、思いがけず素朴で素直で胸を打った。男女の物語が多いが、友人との他愛無いやり取りや、日常のふとした一瞬なども描かれて、それぞれが楽しい掌編となっている。そうか、そういうものだったのだな、と改めて目を開かれる思いだった。改めて原典も読み直してみよう。★★★★★

  • 陽ちゃん さん

    川上弘美訳による『伊勢物語』。さくさくっと読んでしまいました。今度は原文と併せて読んでみたいですが、何故か「あたくし」との訳が気になってしまいました。「わたくし」と訳されている歌と区別されているのだとは思うのですが…。

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