不思議の扉 ありえない恋 角川文庫

川上弘美

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784043943722
ISBN 10 : 4043943725
フォーマット
出版社
発行年月
2011年02月
日本
追加情報
:
15cm,283p

内容詳細

古今東西、不思議な味わいをもつ短編小説の中から、本読みのプロがすすめるベストはこれ。シリーズ第3弾のテーマは「ありえない恋」。庭のサルスベリが恋したり、愛する妻が鳥になったり、腕だけに愛情を寄せたり―。奇想天外なラブストーリー。

【著者紹介】
大森望 : 1961年、高知県生まれ。京都大学文学部文学研究科卒。翻訳家、書評家。SFを中心に、純文学からサブカルまで幅広い分野をカバーする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kishikan さん

    不思議の扉シリーズは、「午後の教室」に次いで2冊目となります。不思議の扉「ありえない恋」というタイトルだけに、不思議さとあり得ないという二つの意味、つまりSFやファンタジー、異質というか異常というか、これを変愛というのだそうですが・・・、とはいえそうした一ひねりある短編恋愛小説を大森望さんがオムニバスにした作品です。僕は万城目学さんのホルモー六景所収の「長持の恋」(同氏の「鴨川ホルモー」も読んでおくと一層深く味わえます)と椎名誠さん(実は椎名さんの小説は初読みなのです)の「いそしぎ」が深く心に残りました。

  • irodori さん

    古今東西の不思議な恋愛をお題目とした短編集です。さすが不思議≠ニ付くだけあって、時を超えた恋愛や人以外との恋愛など奇想天外でした。中では『長持ちの恋』と『海を見る人』が好きです。好き合っていても、絶対にどうすることもできない時空の壁に切なくなりました。

  • スカラベ さん

    「ありえない」恋が集まった8つの短編集。いずれもありえなさが向こうに突き抜けたような話ばかり。そのうち4編は、人じゃないものとの不思議な物語。椎名誠「いそしぎ」は独特の造語を交えて描かれる異界の村の奇妙な物語。"お召し送り"の怖さがじわじわと伝わる。川上弘美「海馬」は異類からの視点で語られる哀しい物語。人魚姫のオマージュなのか。万城目学「長持の恋」は鴨川ホルモーのスピンオフで、時を隔てた恋がテーマ。主人公のキャラが立っていて面白い。解説で紹介されている、東京と東京湾の恋を描く「十億トンの恋」も気になる。

  • ぶんこ さん

    万城目さんのが面白かったです。 梨木さんは既読。川端さんのは気持ち悪くなりました。

  • まじゅ さん

    大好きな家守奇憚のサルスベリ。ホルモーのスピンオフにして心が純真の頃に戻った気にさせてくれる長持の恋。椎名誠のいそしぎには、こういうさりげに情緒豊かなのも書かれるんだなあと新たな喜びを得た。半分が既読であったが、こんなふうな編みかたで読むとまた格別な感動がある。

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