読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• おしゃべりメガネ さん

  読了日：2015/01/29

  サラっとした作品を読みたくて手にしたのですが、ここ最近いささかヘヴィな作品が続いたせいか、サラッと感が逆に強くてせっかくの爽やか青春モノが薄味に感じてしまいました。雰囲気はとてもいい感じなのですが、いかんせん登場人物たちが、イマイチしっくりこず。いろんなキャラをだしてはみたものの、少し風呂敷を広げすぎてしまったかなと。個人的には『翼はいつまでも』でとても感動し、好きな作風の作家さんなので期待値があがっていただけに、少し残念でした。村上龍さんの『６９』を思い起こさせますが、変に長いだけ少し疲れました。

• さおり さん

  読了日：2023/04/23

  2023年４月の勝手に課題図書は、全く知らなかった作家さんの、全く知らなかった小説(タイトルの元になってる歌も全く知らなかった)。まだ何者でもないバカな男子の、高校卒業直後のある１日。先に読んだお気に入りさんが、下品さゆえの挫折を心配してくださったけれど、大丈夫でした。むしろ、好きなのんだった！次々にしょーもない事件が起こる。そこには意味も、教訓もない。けれど、若い頃にあんな日があったから、今があるんだなと思えます。私にもあったな、時間が無限にあるような気がしていた18の春が。

• takaC さん

  読了日：2014/04/01

  （ネタ的に）四月になる前に読み終えたかったのだが、小説内の夜になる前に四月になってしまった。蛇足ながら、”April Come She Will”のsheの話ではないよ、と教えておきます。

• AICHAN さん

  読了日：2017/06/20

  図書館本。『雨鱒の川』と『翼はいつまでも』で川上健一ファンになった。『ジャパン・スマイル』で別の川上健一を知った。川上ワールドにまた触れたくてこれを借りた。タイトルはサイモン&ガーファンクルの「四月になれば彼女は」から取られたようだ。この小説の時代がわかる。舞台は著者の出身地の十和田市と三沢市だから、著者の体験がもとになっているのかもしれない。高校卒業式の３日後の24時間の出来事が綴られる。接続詞のほとんどない文章構成はすごくテンポよく読めた。「とみこうみ」という言葉を初めて知った（左見右見と書く）。

• Pure さん

  読了日：2017/10/09

  高校卒業直後の3月末の一日を描いた自伝的作品。あまりにも昭和な内容で、いまひとつ楽しめませんでした。深く共感するところが無かったせいでしょうか？懐かしさもあまり感じず、何故か他の世界のお話が淡々と書かれている感が拭えませんでした。話にどっぷりと入り込めれば楽しめるとは思います。自分の精神状態が求めている本では無かったという感じです。

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