星宿る虫 光文社文庫

嶺里俊介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334776176
ISBN 10 : 4334776175
フォーマット
出版社
発行年月
2018年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
408p;16

内容詳細

大学生の天崎悟は、家出した妹の帰りを待っている。ある日、家に見知らぬ老婆がやってきた。何を聞いても判然としなかった。その後、妹が見つかる。虫に喰い殺され、血が黄色くなった異様な遺体となっていた。宗教法人の施設で見つかった遺体と同じだ。この虫はなんなのだ?どうやって感染したのか。治療法は?第19回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。

【著者紹介】
嶺里俊介 : 1964年、東京都生まれ。学習院大学法学部法学科卒業。NTT(現NTT東日本)入社。退社後、執筆活動に入る。『星宿る虫』で第19回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Bugsy Malone さん

    人から人へ感染し、身体に宿る途轍もなく恐ろしく悍ましい虫。しかし、暗闇の中、集団で体表を光らせながら高みに登る姿は銀河鉄道のように美しい。人の尊厳を試すかの様な虫たちはいったい何を目指し、なぜ人の身体を貪るのか。予防する方法は?感染者の治療方法は?解明を急ぐ女性法医昆虫学者と家出をした妹を気遣う大学生を軸に、緊張と恐怖はページを繰ることに増して行く。残酷で救いのない物語だ。だからこそ、そこから何かを汲み取り、考え、備えなければいけないのだろう。

  • ココ(coco) さん

    ☆☆☆★ 初読み作家さんです。中々虫の描写がグロくて、ホラーとしての読み応えがありました。しかし主人公がなぜ感染したにも関わらず、発症しなかったのかが納得できませんでした。 それと最後があまりにも救いがない結末なのが少々残念です。

  • つばめ さん

    衝撃が抜け切れない。題名と表紙からは窺えないグロさと狂気と謎。虫という下等生物に巣食われた時、人は為すすべもなく侵食されてしまう。ミステリアスでSFっぽさも醸し出す本書はあらゆる「もしも」に対する問題提起も成している気がする。もしも本当に本書のような生物に侵されてしまったら安楽死という選択はできないのか。この生物に対する打開策はほぼなくあっても倫理的な問題が生じる。地球外生命体からの侵略という観点も持てるだろう。虫に襲われる恐怖を単純に味あいながら、このような考えが頭の中に湧いてくる作品。

  • yamakujira さん

    カルト教団の放火事件を契機に、謎のウイルスに感染すると数日で老化して、体内で孵化した虫に喰われながら死に至る奇病が明らかになる。発症すると1日で1年分の老化が進むとか、脳と神経系は最後まで生きてるから喰われていることを自覚しながら死んでいくとか、性行為でしか感染しないから自業自得と嗤われるとか、容赦のない残酷な展開も、救いのないラストもいいけれど、教団が隕石を崇めていたって聞いて嫌な予感がした通り、これじゃミステリじゃないな。グロテスクな描写に加えて、最後の一文が効果的なホラーだね。 (★★★☆☆)

  • しい太 さん

    表紙の雰囲気とタイトルからほんわか日常系だと勝手に思っていただけに虫アンド内臓のコンボには面食らった。解説で言われている通り加点法ならばいい線行くサスペンスホラーなんだけど、主人公の青年周りの女性描写がどうにも古臭いというか気持ち悪くてもうちょっと今風にならんかったのかな?とは思った。恋人の父親と「娘とやったのか?」みたいに盛り上がったり妹と性交渉を持った相手をとりあえずぶん殴ったり、しいていうと青年じゃなく常にお父さんの目線なんだよな。なんかズレてる。

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人物・団体紹介

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嶺里俊介

1964年、東京都生まれ。学習院大学法学部卒業。NTT(現NTT東日本)勤務を経て、執筆活動に入る。2015年に『星宿る虫』で第19回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、翌’16年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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