花がふってくる ダリア文庫

崎谷はるひ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784861342622
ISBN 10 : 4861342627
フォーマット
発行年月
2008年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
今市子 ,  
追加情報
:
15cm,276p

内容詳細

大学助手の蓮実秋祐は、いとこの袴田涼嗣と同居している。同い年のくせに、際限なく甘やかしてくる涼嗣に、秋祐は密かに恋をしていた。近すぎる距離があたり前になっていた二人だったが、涼嗣が恋人・理名との結婚を決めたことから事態は大きく動き始める。秋祐は涼嗣への想いにピリオドを打ち、離れる決心をするが―。

【著者紹介】
崎谷はるひ : 3月16日生まれ。九州出身・神奈川在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まる さん

    結婚や子供といったヘテロなら当たり前に考える未来図が望めない辛さに切なくなりました。それでも結ばれたのは良かったです。良かったんですが、この展開は理名があまりに可哀想でかなり感情移入してしまいました。誰か良い人と出会えますように。庇護被庇護の関係にある二人、私なら庇護する側を受けにしたいなという好みの違いはありましたが、やはりこの方の文章は好きです。征夫との兄弟間をもっと掘り下げてほしかったです。

  • そらねこ さん

    スピンを先に読んじゃったけどこれは全くの別々の話でOKだった。従兄で幼馴染な故に自分の気持ちに気付く事のなかった涼嗣。結婚することで秋祐と離れなければならない…という事を自覚してようやく…。ハッキリ言って涼嗣の鈍さに3年も付き合った美久が可哀想。一方的に好きな人が居ると告げられて綺麗に別れられる美久が男前過ぎる…と思った(T_T)酷いよ〜。まぁ、しかし恋愛は理不尽なものですから仕方ないですよね。更に秋祐は高校の頃からすでに涼嗣が好きでずっと苦しんでいたのに…涼嗣は業が深いぞ。蛍の場面、素敵だった♡

  • tera。 さん

    従兄弟同士でディーラーをしている涼嗣と大学で助手をしている秋祐とのお話。長い間想い続けながらも諦めている秋祐の様子は、静かに流れる水のように感じた。一方で近くに居過ぎて自分の気持ちに気付いていなかった涼嗣の、一見何も欲していないように見えて一度手に入れたものは絶対に手放さないであろう情の強さが淀んでいて怖い程だった。登場人物に悪意のある人(主に女性)がおらず、特に澄さんの暖かい人柄が二人を包んでいて、どこにも理解者がいないような二人にとっての強い味方になるだろう事が良かった。

  • 青龍 さん

    今市子さんの絵がぴったりくる、静かな作品。この作家さんの女性キャラは、嫌なタイプ(私にとっては)が多く、それに苛ついてストーリーに入ることができないことがあるのだけど、理名は論理的な考えができる人で、わりと好きです。本筋には関係ないけど、涼嗣が口にした「結婚は契約」っていうのには、結婚に失敗した私は、頷いてしまう。

  • ルーリィ さん

    再読です。数年前に初めて読んだ時、崎谷さんと今市子さんのイメージが合わなくて違和感があったのですが、最初だけだったなぁ(笑)しかし、何度読んでも感想を書くのが難しい。この作品は特に。何度も再読しては感想をやめてしまってました。なんとなく余韻に浸りたくなるんですよね。

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崎谷はるひ

3月16日・九州出身・神奈川在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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