深読み日本文学 インターナショナル新書

島田雅彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784797680164
ISBN 10 : 4797680164
フォーマット
発行年月
2017年12月
日本
追加情報
:
237p;18

内容詳細

芥川賞選考委員の作家による、異色の日本文学論!

「色好みの伝統」「サブカルのルーツは江戸文化」「一葉の作品はフリーター小説」など、古典から漱石・一葉らの近代文学、太宰・安吾らの戦後作品、さらにAI小説までを、独自の切り口で分析。
創造的誤読、ユーモアの持つ効能、権威を疑う視線といった、作家ならではのオリジナリティあふれる解釈で、日本文学の深奥に誘う。

高橋源一郎氏(作家)推薦!
「待ってました! 『日本文学史』の最新・最強バーション」

(目次より抜粋)
序章:文学とはどのような営みなのか
第一章:色好みの日本人
第二章:ヘタレの愉楽――江戸文学再評価
第三章:恐るべき漱石
第四章:俗語革命―― 一葉と民主化
第五章: エロス全開――スケベの栄光
第六章:人類の麻疹――ナショナリズムいろいろ
第七章:ボロ負けのあとで――戦中、戦後はどのように描かれたか
第八章:小説と場所――遊歩者たちの目
第九章:現代文学の背景――世代、経済、階級
第一〇章:テクノロジーと文学――人工知能に負けない小説
巻末ブックリスト付き

【著者略歴】
島田 雅彦(しまだ まさひこ)
作家。法政大学教授。1961年、東京都生まれ。東京外国語大学ロシア語学科卒業。在学中の1983年に、『優しいサヨクのための嬉遊曲』(新潮文庫)を発表し注目される。1984年『夢遊王国のための音楽』(福武文庫)で野間文芸新人賞、1992年『彼岸先生』(新潮文庫)で泉鏡花文学賞、2008年『カオスの娘』(集英社文庫)で芸術選奨文部科学大臣賞、2016年『虚人の星』(講談社)で毎日出版文化賞などを受賞。『彗星の住人』(新潮文庫)、『悪貨』(講談社文庫)、『カタストロフ・マニア』(新潮社)など著書多数。


【著者紹介】
島田雅彦 : 作家、法政大学教授。1961年、東京都生まれ。東京外国語大学ロシア語学科卒業。在学中の1983年に、『優しいサヨクのための嬉遊曲』(新潮文庫)を発表し注目される。1984年『夢遊王国のための音楽』(福武文庫)で野間文芸新人賞、1992年『彼岸先生』(新潮文庫)で泉鏡花文学賞、2008年『カオスの娘』(集英社文庫)で芸術選奨文部科学大臣賞、2016年『虚人の星』(講談社)で毎日出版文化賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • starbro さん

    島田雅彦は、ほとんどの作品を読んでいる作家です。作家ではなく大学教授の顔で書いた日本文学論。常識を揺るがすほど刺激的ではありませんが、参考になりました。私はジャンルを問わず、面白いか面白くないかで作品を評価しています。現在進行形の全集プロジェクトが完了したら、谷崎潤一郎全集にチャレンジしようかなぁ! http://www.chuko.co.jp/special/tanizaki_memorial/zenshu.html

  • ばりぼー さん

    再読。文学は神話という古い形式から出発して、焼き直し、語り直しを繰り返しながら、時代状況に沿ったアレンジを重ねてきた。そうした古典の豊かな蓄積に加え、宗教やマルクス主義ほかの外来思想の影響が重なり、日本人の知性は形成されてきた。その中で日本文学の母胎、原点となったキラーコンテンツを一つ挙げよと言われたら、やはり『源氏物語』は外せない。DNAを持たない人間がいないように、『源氏物語』抜きの日本文学など考えられない。井原西鶴や谷崎潤一郎をはじめ、その後の時代の人々は『源氏物語』を模範とし踏襲していった。

  • さきん さん

    源氏物語から谷崎潤一郎へのエロティシズムの系譜、右傾化に対する批判、樋口一葉、源氏物語を通してみる女性の文学変遷など。小説家が文学を俯瞰するというスタイルが斬新。文学の流行も否定の否定できているので、一世代開くと逆に親和性があるという指摘はなるほどと思った。文学に限らずに考えると確かに団塊と団塊ジュニア世代、昭和一桁と新人類世代と親和性があるような気がしてきた。

  • ichi さん

    【図書館本】古典文学を嫌煙していた自分ですが、この本の解説を読み、『源氏物語』を是非読んでみたくなりました。

  • fseigojp さん

    小説家とは知っているけれど、初読みはこれ 池澤夏樹同様に博学多識

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

島田雅彦

1961年生まれ。作家。法政大学国際文化学部教授。東京外国語大学ロシア語学科卒。1983年『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビュー。『夢遊王国のための音楽』で野間文芸新人賞、『彼岸先生』で泉鏡花文学賞、『退廃姉妹』で伊藤整文学賞、『虚人の星』で毎日出版文化賞、『君が異端だった頃』で読売文学賞を受賞。

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品