葬式格差 幻冬舎新書

島田裕巳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344984929
ISBN 10 : 4344984927
フォーマット
出版社
発行年月
2018年03月
日本
追加情報
:
238p;18

内容詳細

札幌市0円、千葉市6000円、名古屋市5000円、大阪市1万円なのに、東京23区民だけが5万9000円のバカ高い火葬代を払っている。これに東京人は気づいていない。なぜか?他にも東日本では遺族が遺骨をすべて引き取らねばならないが西日本では4分の1から3分の1しか引き取らなくてもいい。ゆえに骨壺の大きさがかなり違う。かように地域差が大きく大半の日本人は他所を知らない。葬式自体がどんどん減少し、おかしな葬儀、ロボット僧侶、誰も参らない墓が出現する現代、「格差」をキーワードに日本人の葬り方を考察。

目次 : 第1章 火葬格差―東京23区民だけが突出して高い火葬代を払っている理由/ 第2章 遺骨格差―遺骨を墓に埋めるのは案外、世界でも珍しい/ 第3章 納骨格差―なぜ東日本の人間は遺骨を持て余しているか/ 第4章 骨葬とは何か―葬式は、火葬してからやるか、やってから火葬するか/ 第5章 位牌堂とは何か―急速に意味を失う寺檀関係/ 第6章 宗派格差―仏教式葬式の成り立ちと宗派ごとの違い/ 第7章 本物の坊さんとは―戒律と僧侶の資格/ 第8章 急増するおかしな葬式―過剰な演出が増える一方で簡略化する動きが/ 第9章 墓参りしてもらえないおかしな墓―揺らぐ永代供養墓の意味

【著者紹介】
島田裕巳 : 1953年東京都生まれ。宗教学者、文筆家。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • gtn さん

    読み進めるほどに「坊主丸儲け」という言葉が頭に浮かぶ。数十万の布施、200万円にも上る離檀料、宗教法人の教師資格。そのいずれも根拠があいまい。他の著作をもじれば、「もう寺を捨てるしかない」

  • ともがら さん

    なんでもかんでも「格差」って、nino3さんがおっしゃるように「差異」だわ 興味深い内容で面白いけど、地方に住み代々の墓があり、仏間があって、もちろん仏壇もあり、親の葬式を出した者なら、将来の墓地のことや寺とのつきあいなんかも、よくわかっていることが多い

  • マカロニ マカロン さん

    個人の感想です:B。『秘密のケンミンSHOW』を引き合いに出しながら、火葬費用の地域差(東京23区は突出して高額)、や火葬後の拾骨の量の東西格差(西日本では1/3程度しか引き取らない部分拾骨が主流)、墓への遺骨の納め方、仏教の宗派による葬式の式次第、戒名の違い、葬式の費用の格差等など、大変興味深い内容が書かれていて、「へぇーそうだったのかあー」とつぶやいてしまう。メモリアルビデオとか、ご遺体の顔に触ることを強いるとかの過剰演出、ドライブスルー葬とか便利な葬式もあるようで、ホントにびっくりした。

  • サラダ さん

    私が死んだら、葬式は必要ないし墓もいらないと思っていました。しかし死んだら私はもういないので、残された人の世間体とか宗教心で好きなようにしてもらえればいいのかと思うようになりました。ロボット僧侶が既にいるようで、葬儀も時代と共に変わっていくのでしょうね。

  • nino3 さん

    従来の葬式、寺、墓などのありようを批判し新しい方法を提案する本かと思って読んでみたら違っていた。主に仏教についてだが、国内各地域での葬式や墓のありようの違いの例をいろいろ挙げてある。それは「格差」ではなくて「差異」なのでは。「遺骨格差の解消が求められている」とあるが、一体誰が求めているのか不明。途中に仏教各宗派の歴史を語る章が入り、その次の章は突然ロボットのお坊さんの話になって面食らう。何を言いたいのかわかりづらく、最後の「あとがき」だけ読めば充分だと思った。

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