「お金」で読み解く日本史 SB新書

島崎晋

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784797396140
ISBN 10 : 4797396148
フォーマット
発行年月
2018年05月
日本
追加情報
:
224p;18

内容詳細

有史以来の物々交換からはじまり、やがて中国や自国の貨幣を使用するに至り、近世・近代以降の貨幣経済を当たり前のように生きる私たち日本人。だが、最近は仮想通貨の登場で現金消滅の近未来が現実味を帯びてきており、「お金」を取り巻く様相が激変している。争いや政治だけではなく「お金」という視点で歴史を振り返り、お金の役割や存在意義をあらためて考える転換期にあるとも言えるだろう。本書は教科書が詳しく描かない、新たな視点で教養を深める日本史。

目次 : 第1章 物々交換から貨幣経済へ移った古代・中世日本/ 第2章 貨幣制度が本格化し、金銀を求めた室町・戦国時代/ 第3章 独自の貨幣制度で二五〇年間安定させた江戸時代/ 第4章 「円」と「銀行」の誕生で近代国家を築いた日本/ 第5章 飢餓に苦しむ焦土の中から、復興を遂げた戦後日本/ 第6章 バブルが弾けて格差が常態化し、現金消滅に向かう現代日本

【著者紹介】
島崎晋 : 1963年、東京都生まれ。歴史作家。立教大学文学部史学科卒業(東洋史学専攻)。大学在学中に、立教大学と交流のある中華人民共和国山西大学(山西省太原市)への留学経験をもつ。卒業後は旅行代理店勤務ののち、編集者として歴史雑誌の編集に携わり、歴史作家になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • hk さん

    ■備忘雑記■ 『寺社の庶民化は室町時代〜一揆の下地が誕生〜』 寺社のパトロンは次のように変遷した。奈良時代は皇室、平安時代は貴族、鎌倉時代は武家。だが鎌倉後期になると武士の寺社離れが進み資金不足に陥った。そこで寺社はそれまで見向きもしなかった農民たちに秋波を送る。賽銭箱を設置して「チリも積もれば山となる」のメンタリティーで財源を確保したのだ。こうして寺社と農民の結びつきが室町時代になってようやく生まれる。これは室町以降に寺社勢力と百姓が一衣帯水となって一揆が起こる苗床となった。……阿弥陀も銭で光るですな…

  • 4fdo4 さん

    古墳時代の物々交換から現代のキャッシュレスまで、ざーっと日本史に関わるお金の話。 興味があったのが、長らく皇族以外の参拝を拒んでいた伊勢神宮が、一般庶民にも参詣させ 賽銭を納めさせるようになったという歴史。その背景は室町時代以降の皇族貴族の著しい財力低下。 それにより、寺社は大スポンサーに頼れなくなったと。なるほどね。それでお伊勢さんも自力で収入を得る道へ進んだと。そうなれば賽銭だけでなく、飲食や土産屋といった門前町も栄える。なるほどね。

  • フク さん

    戦国時代の群雄割拠のブロック経済という表現に腹落ち。 永楽銭が舶来品と知ってちょっと驚いた。

  • as さん

    一両=10匁(37.5グラム)から4.4匁(16.5グラム)へ。

  • Hina Tomiishi さん

    お金の成り立ちから、時代時代でお金がどのように扱われてきたのか、そして現金消滅の世界へ。お金の日本史が学べる本

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島崎晋

1963年、東京生まれ。立教大学文学部卒。旅行代理店、出版社勤務を経てフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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