琉球文学論

島尾敏雄

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784864881210
ISBN 10 : 4864881219
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
追加情報
:
269p;20

内容詳細

日本列島弧の全体像を眺める視点から、琉球文化を読み解く。講義録、新発掘。

目次 : 第1章 なぜ、琉球文学か―その背景の琉球弧について/ 第2章 琉球語について/ 第3章 琉球文学の歌謡性/ 第4章 歌謡と古謡の区分/ 第5章 琉球弧の歴史/ 第6章 オモロ/ 第7章 琉歌/ 第8章 琉球の劇文学

【著者紹介】
島尾敏雄 : 1917年4月18日、横浜生まれ。九州帝国大学法文学部文科卒業(東洋史)。44年10月、第十八震洋特攻隊隊長として奄美群島加計呂麻島で着任。55年より奄美大島名瀬市に移住。57年、鹿児島県職員となり、のち県立図書館奄美分館に勤務。75年、指宿市へ転居し、鹿児島純心女子短期大学教授兼図書館長に就任。76年、奥野健男の要請を受け、多摩美術大学で講義を行なう(その後77年から83年まで非常勤講師)。86年11月12日、脳梗塞により死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 禿童子 さん

    島尾敏雄といえば「ヤポネシア」と一つ覚えでしたが、多摩美術大学の学生を相手にした集中講義は、私のような初心者にぴったりの琉球の歴史と文学の入門でした。奄美・沖縄・先島を包含した「琉球弧」という概念をベースにして、『おもろさうし』、琉歌、島唄、組踊などのおおまかなイメージが得られました。沖縄は「うちなわ」と呼ぶように、「お」の母音が「う」で発音される。『おもろ』はヤマト風の表記で、本来はウムイ(思い)から来ているのも理解できました。島尾敏雄が福島県出身という事実も初めて知りました。興味深い話が多いですね。

  • チューリップ さん

    琉球展に行きたいのでその前に何か読んでおきたいなと思って読んでみた1冊。本が出たのは2017年だけど元は77年の大学の講義の内容を本にしたものなので研究的な意味では今はもっと色々調べられているんだろうなと感じる。でも読みやすいので選んで良かった。入門にはとっつきやすくて良いと思う。琉球は明との繋がりが強かったのを知り、建築物の色合いとかどちらかというと中華に近いもんなとか色々自分の中で繋がって楽しかった。

  • Hiroki Nishizumi さん

    とても興味深く読めた。特に王朝時代のオモロ、薩摩入り後の琉歌・組踊と年代で大きく分かれていることが理解出来たことは良かった。沖永良部の上平川蛇踊りは一度観てみたい。

  • ふら〜 さん

    大学での講義を書き起こしたものであり、文体も話し言葉のため読みやすい。タイトルはかなり壮大にも感じるが、内容は文学というか琉球の芸能も含めた文芸の入門書といったところか。呪詞/叙事詩/抒情詩の三類型はなるほど興味深い。

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島尾敏雄

1917年、横浜生まれ。作家。九州帝国大学法文学部東洋史科卒。1944年10月、第十八震洋特攻隊指揮官として奄美群島の加計呂麻島に赴任。発動命令が下ったまま、敗戦を迎える。戦後、当地で知り合った大平ミホと結婚。日常の現実世界の中に人間の危機的状況をにじませた作風は、私小説の新境地を拓いた。主な著作に

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