PTAという国家装置

岩竹美加子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787234148
ISBN 10 : 4787234145
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
232p;19

内容詳細

敗戦後にGHQが指導した教育民主化の理念と、戦前の学校後援会や保護者会・父兄会・母の会など旧態の組織とがない交ぜになった性格をもつPTAを、歴史的な項景、国の教育行政やほかの地域組織との関連、共同体論や社会関係資本などとの関係から考察する。

目次 : 序章 PTAとは何か―東京都杉並区立A小学校のケースから:二〇〇一‐〇三年/ 第1章 PTAをめぐる横の組織/ 第2章 PTAをめぐる縦の組織/ 第3章 PTAの歴史/ 第4章 地域主義、コミュニタリアニズム、ソーシャル・キャピタル/ 終章 未完のプロジェクトとパラドックス

【著者紹介】
岩竹美加子 : 1955年、東京都生まれ。明治大学文学部卒業。ペンシルベニア大学大学院民俗学部博士課程修了。早稲田大学客員准教授、ヘルシンキ大学レンヴァル・インスティチュート研究員、ヘルシンキ大学教授などを経て、現在、ヘルシンキ大学非常勤講師(Dosentti)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • てくてく さん

    任意団体であるはずのPTAが実質的には強制であり、退会しようとしてもかなりの圧力をかけられるのは何故か。PTAの沿革を戦前にまで戻って確認することで、PTAが子供←親←学校←都道府県教育委員会←国と、ところどころ穴はあるにせよ国家装置として設定されていることを明らかにしている。 PTAって、必要なのだろうか。

  • matsu さん

    PTAには色々と問題点も多いし、根が深いと思ってたけど思った以上だった。戦前からの継続部分など今まで知らなかった、気づかなかった視点が興味深かった。そして日本会議的な思想の根深さに恐怖を感じる

  • Hiroaki Matsuyama さん

    PTAは世帯を最小単位とする国民を国家によって統制するものだと示している。PTAが主催する活動は無く、地域の青年団、町内会、学校主催の懇談会への出席でPTA会員は忙殺される。任意加入であることは会員には十分に知らされていない。PTA会員同士で牽制し抑圧しあい、同調圧力がある。等、PTAにおける問題点をPTAの成り立ちから論じている。

  • takao さん

    ふむ

  • Akio Kudo さん

    ★★★ もう少しアウトプットを洗練してくれたらと思うと惜しい。しかし、内容はPTAが戦前から存在するものであり、強制力があるところなど現代社会と合わない部分があるとの指摘は考えさせられる。

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岩竹美加子

1955年東京都生まれ。1991年より三十年以上にわたりフィンランドで暮らしている。ペンシルヴァニア大学大学院民俗学部博士課程修了(Ph.D.)。早稲田大学客員准教授、ヘルシンキ大学教授等を経て、同大学非常勤教授(Dosentti)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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