ぼくが弟にしたこと

岩瀬成子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784652201312
ISBN 10 : 4652201311
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
159p;21

内容詳細

「これからは三人で仲良くくらそう。力を合わせればきっとうまくいくよ。お母さんもがんばっちゃうからね」三年前、三人で越してきたとき、母はぼくと弟に言った。母があの頃どんな気もちでいたか、ぼくにはぜんぜんわからなかった。封印していた傷と向き合う麻里生の心の軌跡。

【著者紹介】
岩瀬成子 : 1950年山口県で生まれる。1978年『朝はだんだん見えてくる』でデビュー。他の作品に『「うそじゃないよ」と谷川くんはいった』(小学館文学賞)『そのぬくもりはきえない』(日本児童文学者協会賞)『あたらしい子がきて』(野間児童文芸賞)『きみは知らないほうがいい』(産経児童出版文化賞大賞)などがある

長谷川集平 : 1955年兵庫県姫路市で生まれる。1976年第3回創作えほん新人賞受賞作『はせがわくんきらいや』でデビュー。他の作品に『ホームランを打ったことのない君に』(第12回日本絵本賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • chimako さん

    子は親を選べない。この物語の主人公 麻里生は父親に殴られて育った。自分が悪いと思い込み殴られることも仕方がないとビクビクしながら送った日々。今は両親は離婚し母と弟との三人暮らし。ある日、弟 森生が自分のジグソーパズルを出しているのを見つけた麻里生は力任せに弟を殴ってしまう。何度も何度も殴ってしまった。その後思い出す父の暴力。気づく麻里生。父と会う機会があり殴られ蹴られた事を聞くも、父は覚えておらず全く反省もない。そういう人はどうあっても変わらない。弟森生に謝る麻里生。負の連鎖は断たれた。

  • わむう さん

    親が離婚をしたため、母親と弟の三人暮らしをしている万里生。ある日、弟が自分の持ち物を勝手に触ったことに腹を立て暴力をふるってしまう。自分のその行動は、かつて一緒に暮らしていた父親が日常的に自分にしていたことだったと気づく。同時に自分の中にある黒い部分が父親に似ているのではと恐ろしくなる。自分のことを冷静に客観視している文章が印象的でした。

  • 杏子 さん

    第60回西日本読書感想画指定図書高学年向け。弟をなぐってしまった兄には心にぽっかりと黒い穴が空いていた。その穴に落ち込んでしまったから、弟をなぐってしまったのだと。それは3年前に別れた父からきていた。深い心の傷が今でもあるから、ふとした瞬間に湧き出てしまったのか?子どもは運命に逆らえないとか、絶望的な言葉が続いているが、小さくて弱いからそんなふうになってしまうかもしれないが、弱いものは弱いもの同士でしっかり手を取り合って生きていけば!父に会いにいったのはよかった。これで前向きに歩いていける希望が出てきた。

  • zanta さん

    7/1/5/2016 この題名の言葉に思い当たることがある。40年近い昔だけど、いまだに気にしてる。なので主人公は乗り越えてよかったと本当に思う。母が天晴れ。

  • 今夜は眠れない さん

    なんとも 重たい内容。トンネルのずっと先に光が見えるように 少しずつ 良い方向に3人が向かえればと、思う。 弟が 切ない。主人公は もっと。

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人物・団体紹介

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岩瀬成子

1950年、山口県に生まれる。『「そうじゃやいよ」と谷川くんはいった』(PHP研究所)で小学館文学賞と産経児童出版文化賞、『あたらしい子がきて』(岩崎書店)で野間児童文芸賞、『きみは知らないほうがいい』(文研出版)で産経児童出版文化賞大賞、『わたしのあのこ あのこのわたし』(PHP研究所)で児童福祉

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