基本情報
内容詳細
一九一三年、神田高等女学校にて教鞭をとっていた青年は、その職を辞して神保町に古書店を開業した。岩波茂雄、三十二歳のときである。出版事業の道を歩み始めてのち、夏目漱石との出会い、関東大震災の被害による経営難、岩波文庫の発刊、岩波講座の刊行など、創業からおよそ二十年間に記された文章を収録する。
目次 : 1 教師から本屋へ 一八九八‐一九二六年/ 2 岩波文庫の誕生 一九二七‐三一年/ 3 創業二〇年と岩波全書 一九三二‐三三年/ 4 欧米視察旅行へ 一九三四‐三五年
【著者紹介】
植田康夫 : 1939年生。上智大学名誉教授。日本出版学会会長、日本マス・コミュニケーション学会理事などを歴任
紅野謙介 : 1956年生。日本近代文学専攻。日本大学文理学部教授
十重田裕一 : 1964年生。日本近代文学専攻。早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
(「BOOK」データベースより)
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