私の「貧乏物語」 これからの希望をみつけるために

岩波書店編集部

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000611534
ISBN 10 : 4000611534
フォーマット
出版社
発行年月
2016年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
177p;19

内容詳細

非正規雇用比率が四割を越え、セーフティネットが手薄なまま多くの人たちが貧困や孤立にあえぐ日本。いま、希望とは?そして生きていくための支えとは?笑い、怒り、涙、出会い、気づき、覚悟、提言…各界の三六人による各人各様の「貧乏物語」からそのヒントをさぐるエッセイ集。

目次 : 1(「ピザって食べたことある?」(蛭子能収)/ ジジイが最高―老いるということは、ケダモノになるのとおなじことだ(栗原康) ほか)/ 2(伊達や酔狂で貧乏になる(橋本治)/ 選択的ミニマム生活(星野博美) ほか)/ 3(遙かなる紙芝居(浅井愼平)/ 楽ではなかったが、楽しかった町工場暮らし(小関智弘) ほか)/ 4(窮乏のなかで芽生えた憎悪のゆくえ(森達也)/ 病と貧困の悪循環(沖藤典子) ほか)/ 5(貧乏を身にまとい、地べたから突き上げろ(ブレイディみかこ)/ 母親餓死事件と出会って(水島宏明) ほか)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yomineko@猫と共に生きる さん

    読み友様からのご紹介本です📚真に貧乏な方もそうではない方もエピソードが興味深い。”87年北海道で生活保護申請しつつ認められず子どもさん達を残して餓死された母親。昭和も終わるという時に何故?余りにも哀れ。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    栗原康氏は、34歳の時に年収は10万円で、親の年金で暮らしていたという(10頁)。星野博美氏によると、手に入れたい10あるとしたら、9は諦める。不可侵の1が自由という(49頁)。あれも、これもではムリ。吉原毅氏によると、お金はエゴの結晶、虚無の天使。市場はエゴの幻想世界。現代社会は社会関係資本(愛、助け合い、思いやり、親切心、良識、倫理、安心感、連帯感)が後退(52頁〜)。高田明氏によると、貧困の問題は、周囲との比較において、より強く感じられる(65頁)という。

  • あじ さん

    ここに寄稿している方々のように貧乏を経験した事がない私が、何を言っても痴がましいように思える。だからこの欄をメモとして使用したい。出久根達郎氏「貧乏意識は多分に比較することで生じる」永田和宏氏「“貧に住みつつ嫉(にく)むにもあらず”向こうは向こう、こっちはこっち」井上達夫氏「“貧すれば鈍する”は不正確。“貧すればこそ鈍せず”が正しい」逆境は人が生き抜くための知恵と気概を磨き、他者への感応力を鋭敏にする。このエッセイは貧乏自慢ではない、貧乏精神論の客観的視点を綴っている。

  • たまきら さん

    様々な人たちが思い思いに「貧乏」を語る、面白い一冊です。知っている人もいれば初めて文章を読む有名人もいて興味深かった。とても素直に「貧乏」を語る蛭子さんみたいな人たちもいれば、逆に豊かな人を描写することで貧しさを語る人たちもいる。高田明さんのご自身のモットーのような言葉も面白い。こういうテーマが決まった作品、面白いな。

  • さら さん

    最近よく聞くキーワードは“貧困”。“貧乏”より“貧困”の方が切羽詰まった感じがします。私の勝手な印象ですが。 この本では様々な著者のれぞれの“貧乏物語”を綴っています。中には“貧乏”とは縁遠い方もいらっしゃいましたが、自分の子供時代の極貧生活を語っている方もいて、どちらかちいうと後者の方の話の方が興味深かったです。今、“貧困”が問題になっていますが、本書を読んでも これからの希望を見つけるのは難しいことですね。

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