ヴェニスの商人の資本論 ちくま学芸文庫

岩井克人著

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480080042
ISBN 10 : 448008004X
フォーマット
出版社
発行年月
1992年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
15cm,317p

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • ばんだねいっぺい さん

     経済学に疎いので一知半解という感じ。シェイクスピア文学に絡めた「ヴェニスの商人の資本論」が読みやすく、面白かった。蚊柱の遠近法。「媒介」という役回り。はじめに「贈与」ありき。

  • kk さん

    経済や貨幣などのあれこれついてのエッセイ集。表題作は、シェークスピアの名作の筋を追いながら資本主義の本質を語ろうとする洒脱な試み。ほんとに上手いこと言うもんだなと、ひたすら感心。とは言え、不均衡動学の解説以降の部分は、kkには十分には咀嚼できませんでした。まだ修行が足りないかな。

  • やまやま さん

    やはり表題である冒頭のエッセイが味わい深く、注で書かれているように、奥様の登場人物の理解と著者の経済学的な発想がよく組み合わさり、時代を経ても新鮮に読める作品だと思います。テンニース的にアントーニオたちの共同体とシャイロックのユダヤ経済社会がどういう関係で交わっているか、という視点でいくつかの事象が整理されていますし、それは意表をついているので大学の入試問題のネタになるのも理解できます。ところで、書中「資本主義」という言葉で指される事柄のいくつかは「市場経済」ということかと思いました。

  • デビっちん さん

    『ヴェニスの商人』という劇は肉1ポンド切り取るやり取りを見て、一休さんのような印象でした。しかし、その裏では数種もの価値交換が行われていることがわかりました。「貨幣」というメガネをかけると見えてきます。

  • またの名 さん

    推し作品の至る所にマイ理論の正しさを証明する根拠が溢れてるのを見出すオタク考察のように、有名古典の中に書かれた経済学的思考を表題作は発見。文学の中に理論を読み込むのに加え理論を文学的な表現で描き直すニューアカしぐさによって、お肉券やお魚券でなくとも決して国民に返済するつもりのない銀行券という債券は、国民から中央銀行への一方的贈与として不等価交換を繰り返し、始源に起きた搾取に他ならない一方的贈与の痕跡があらゆる市場交換において反復されると解説。とにかく市場は不均衡という主張を、繰り返し著者から贈与される本。

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