三成の不思議なる条々 光文社時代小説文庫

岩井三四二

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334775155
ISBN 10 : 4334775152
フォーマット
出版社
発行年月
2017年08月
日本
追加情報
:
468p;16

内容詳細

たかが二十万石の身代である石田三成が、なぜ西軍の大将として指揮をとったのか?西軍、東軍、どちらに道理があったのか?関ヶ原の合戦から三十年、当時を知る人々を訪ね歩く町人がいた。『関ヶ原合戦大名衆振舞ノ子細』としてまとめられた一冊から浮かび上がる歴史の真相とは!?そして、敗軍の将・三成について、町人を使って調べさせた「さるお方」の思惑は!?

【著者紹介】
岩井三四二 : 1958年岐阜県生まれ。一橋大学卒業後、会社勤務を経て、’96年『一所懸命』でデビュー。同作で第64回小説現代新人賞受賞。’98年『簒奪者』(『兵は詭道なり斎藤道三』と改題)で第5回歴史群像大賞、2003年『月ノ浦惣庄公事置書』で第10回松本清張賞、’04年『村を助くは誰ぞ』で第28回歴史文学賞、’08年『清佑、ただいま在庄』で第14回中山義秀文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • だまし売りNo さん

    関ヶ原の合戦の各大名家の動きや石田三成の実像に迫る歴史小説。関ヶ原の合戦の30年後に町人が当時の関係者に話を聞いて回る体裁になっている。徳川史観の下では三成は奸臣・佞臣と貶められていた。それを覆す展開になることは読みながら予想できた。しかし、話をする人々は皆が三成の良いところを話すものではなく、それほど単純ではない。最後になって現在と未来につながる問題であることが明らかになる。不当に貶められた三成の実像を明らかにすることは、冤罪被害者の名誉回復と重なる。冤罪の追及は過去だけでなく、現在と未来の問題である。

  • m さん

    インタビュー形式で三成の実像に迫る。知れば知るほど魅力的な人物に思えてくるから不思議だ。歴史は勝者によって作られるものだから、敗者である三成の良い話が少ないのは納得できるし、少ないからこそ情報操作されていたのではと思ってしまう。歴史の浪漫、ここにあり。

  • まいど さん

    関ヶ原ブームに乗っかったダケの本かと思いきやなかなかに面白かった。 近年石田三成は徳川家に作られたイメージを脱却して忠臣篤い善人としての地位を確立しつつある。 NHK大河の主役に抜擢されるのも近いかも知れない。 今で言うところの理系に偏った人物像であった事はこの本からも読み取れるが実際の見た目も墓の発掘調査から才槌頭であった事は知れている。 だがその末裔がどうなったかまでは知るものは少ないので今回はいい勉強になりました。 ブームが去らないうちにいい本を探さねばなるまい。

  • ぶるこ さん

    読書会で紹介されて、気になったので購入。石田三成が好きな人にはぜひ読んでもらいたい。まちの文具屋があるお方から関ケ原の合戦と石田三成について関係者から話を聞き、報告せよとの依頼を受け、全国あちこちをまわって関が原の合戦について調べていくうちに合戦の真相が明らかになっていく…というお話。何のために調べさせたのかも後半明らかになります。ミステリぽい要素もあり、楽しめます。

  • 鈴木小 さん

    歴史小説としては珍しいアプローチ方法。いろいろな視点からの関ケ原、それを聞き語りというのは面白く読めました。方言の記述はもう気持ち標準語にしてもらったほうが読みやすい。

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岩井三四二

1958年岐阜県生まれ。一橋大学卒業。’96年『一所懸命』で第64回小説現代新人賞受賞。「岩井三四二に外れ無し」と言われ、2003年『月ノ浦惣庄公事置書』で第10回松本清張賞、’04年『村を助くは誰ぞ』で第28回歴史文学賞、’08年『清佑、ただいま在庄』で第14回中山義秀文学賞、’14年『異国合戦 

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