中国侵略の証言者たち 「認罪」の記録を読む 岩波新書

岡部牧夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784004312420
ISBN 10 : 4004312426
フォーマット
出版社
発行年月
2010年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,189p

内容詳細

中国で戦犯として起訴された元日本軍兵士らの供述書が、近年全文公開された。中国で何が行われていたかを示すこの貴重な資料から、日本の侵略行為を具体的に検証。戦犯者たちの戦後の活動も含め、歴史の実像に迫る。

【著者紹介】
岡部牧夫 : 1941年生まれ。著述業(日本近現代史・国際関係史・環境論)

荻野富士夫 : 1953年生まれ。小樽商科大学教授

吉田裕 : 1954年生まれ。一橋大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 小鈴 さん

    2005年に戦犯裁判所供述書が全文公開され研究が進んだ。中華人民共和国における日本人戦犯の概要と中国、特に満州や華北地域の加害実態の全体像を把握できる。また、4章では「なぜ日本は「侵略」という認識をもたなかったのか」について吉田裕が分析する。思い返せば『戦争と罪責』を読み、加害当事者に興味を持ち中帰連の当事者の本をいくつか読み、撫順戦犯管理所所長から見た日本人戦犯の様子を知る。この本で全体像を知ることができました。でも、個人が個人的に読書して知ることではなく教科書に記載されるべき事項だと痛感します。

  • ののまる さん

    中国共産党下で戦犯として思想教育をうけて、残虐行為をすべて告白したのち、帰国してからも自身の加害行為を証言しつづけた元日本軍兵士たち。その声を黙殺しようとした、戦友会、日本社会、政治家。

  • skunk_c さん

    中国での戦犯裁判の供述書を元に、満州国で日本がしたことや「三光作戦」を再構成した書。加害者自らが語るその行為には戦慄を覚える。が、本の構成には疑問もある。「証言」と「裏付けられた事実(特に数値)」と編著者の推定が混然としてい不明確。もう少し証言そのものを紹介して欲しかった。そして編著者には現在の価値観で過去を断じる姿勢を感じた。その時点の考え方から史実を読み解き、その土台そのものを批判せねば、反省としての歴史の意義は薄れるのではないか。善意に目覚めた証言者達が善意を失った過程にこそ問題があると思うのだが。

  • おらひらお さん

    2010年初版。連合国側のBC級戦犯裁判では数多くの死刑判決が出ていますが、中国では政治的な意図もあり有期刑のみであったことを指摘しています。そして現在、戦時中の被害の告発を裁判所が受理していますが、これも政治的意図によるものと判断すべきでしょうね。ただ、実際に現地で引き起こした戦争犯罪はひどいものであったことも詳しく描かれています。最近の捏造問題でもそうですが、一つの方向に流されやすい傾向があるので注意して行きたいものです。

  • denz さん

    読みやすくするために解説多めの編集になっているが、題名通りに「証言」をもう少し多かったほうがいいような。また、満洲国の方は研究が進んでいるために、証言との突き合わせができるものの、その他の「罪」の告白についての他の史料での確認作業が欲しかったような。

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岡部牧夫

1941年生まれ。著述業(日本近現代史・国際関係史・環境論)

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