岡田英弘著作集 5 現代中国の見方

岡田英弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784894349865
ISBN 10 : 4894349868
フォーマット
出版社
発行年月
2014年10月
日本
追加情報
:
583p;20

内容詳細

40年前に中国の真実を見抜く!領土問題、歴史認識をはじめ軋轢の高まる日中関係をどう理解すればいいか?文化大革命、毛沢東・林彪・〓(とう)小平ら権力者の実像をつぶさに描きながら、中華人民共和国の真実を鮮やかに看破した碩学の決定版!

目次 : 第1部 現代中国はいかに形づくられたか(現代中国の誕生と日本/ 中国における少数民族)/ 第2部 中国人とは何者か(中国人の意識構造/ 中国人の行動原理)/ 第3部 時局を読み解く(「林彪事件」とは何だったのか/ なぜ中国は日本と国交を結びたがるのか ほか)/ 第4部 現代中国の諸相(中国人に頭を下げるな/ アントニオーニの映画『中国』 ほか)/ 第5部 発言集(中国人とは?/ 中国の歴史と現在 ほか)

【著者紹介】
岡田英弘 : 1931年東京生。歴史学者。シナ史、モンゴル史、満洲史、日本古代史と幅広く研究し、全く独自に「世界史」を打ち立てる。東京外国語大学名誉教授。東京大学文学部東洋史学科卒業。1957年『満文老档』の共同研究により、史上最年少の26歳で日本学士院賞を受賞。アメリカ、西ドイツに留学後、ワシントン大学客員教授、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 軍縮地球市民shinshin さん

    600頁近くの大冊なので読むのに2週間近くもかかってしまった。内容は1970〜1980年代中頃までに発表された中国に関する時事評論集。林彪事件、文化大革命、四人組失脚、などについて論評されている。中国人民解放軍は地方の軍区の独立性が高く、かつての軍閥のようなものだとか色々面白い事実が指摘されている。現在でも人民解放軍は中国という国家の軍隊ではなく、中国共産党という集団の軍隊という位置づけは変わらない。地方の実力者の私兵集団でないとは言い切れないのではないだろうか。

  • kenitirokikuti さん

    図書館にて。本巻に収録されているのは、岡田氏が70〜80年代にオピニオン誌などに書いた現代中国時局論である。自分は平成半ばに古い単行本で読んだねえ。この全集も再読だけども。批林批孔から歴史教科書問題までをおさらいした。江青が招聘したフィラデルフィアpoに田園交響曲をやらせたから、ベートーヴェンやシューベルトは歴史認識が欠けていた(プチブルに媚びた)批判とかがあちらの議論である▲月報に、古田博司氏のエッセイ。渡辺一夫全集や吉川幸次郎全集は偉大な凡人の作だけど、岡田は天才よね、と。

  • Hiroki Nishizumi さん

    本巻も深い示唆に満ちていた。書かれた時代とかなり変化があるので情報が古くなったところもあるが、中国人、中国文明など価値観の源泉について多くのモノを得た。岡田英弘のエッセンスは現代日本人にもっと広めるべきではないかと思う。

  • 紅井流星 さん

    『現代中国の見方』だが、主に1970年代と1980年代に発表されたものがまとまっている。2000年代は諸君に記載された本の一部のみである。読み進めていくうちに今の習近平体制やこれからの中国のことを知りたいと思ったが、あとがきに自分の責務はすでに果たしたので、今後は若い日本人が間違わずに舵取りをして欲しいと願うだけである。と記載があり、最後の最後に残念な思いも感じました。ただし、内容は読み応えがあり、特に中国においての漢字に関して、今までの疑問がスッキリと解決できたので、あと3冊も読むことにします。

  • MIRACLE さん

    本巻は、1912年以降の「中国」に関する筆者の文章を、総論、中国人、時局解説、その他、発言集に分けて、収録している。中国の不安定な政治体制は、隣国の日本にとって災厄であり、中国に関った結果、日本の政治体制は転覆した。しかし、米国の傘下に入ったことで、中国への関与が不要になり、経済発展を謳歌できた。多くの中国人が、一生で出会うのは全部中国人なので、世界とは中国のこと(79頁)。言語が感情や論理の表現に不向きゆえ、人間関係の基本は不信。師弟の派閥で動く(147頁)。地位に特権が付随し、濫用を招く(487頁)。

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人物・団体紹介

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岡田英弘

1931年、東京生まれ。専攻は中国史、満洲史、モンゴル史、日本古代史。1953年、東京大学文学部東洋史学科卒業。1957年、『満文老档』の研究により日本学士院賞を受賞。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授を経て、東京外国語大学名誉教授。モンゴル史・満洲史を出発点に、中国史、日本史をはじめ

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