二分間の冒険 偕成社の創作

岡田淳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784036352500
ISBN 10 : 4036352504
フォーマット
出版社
発行年月
1985年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
22cm,237p

ユーザーレビュー

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異世界(パラレルワールド?)に飛ばされてし...

投稿日:2021/04/20 (火)

異世界(パラレルワールド?)に飛ばされてしまう冒険物語。少々ページ数の多い本だが、ワクワク感に引っ張られて一気に読み進められる。子どもに読み聞かせたときなど、もう寝る時間だから続きは明日ね、と言ってももっと読みたいとグズってたいへんだった。ファンタジーとしてトップクラスの面白さだと思うが、岡田淳さんの本らしく、勇気とは? 友だちとは? 選ばれし者とは? 等々、多分に哲学的な要素も含まれている。小学校高学年以上の理屈っぽい子どもには、色々と思索するきっかけにするという楽しみ方もできますね。小学生から大人までお勧めです。

5656にゃんにゃん さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • absinthe さん

    面白かった。児童文学だが骨が太い作品だ。猫に誘われて不思議な世界に紛れ込む。子供と老人ばかりの国、奇妙なルールが支配する世界。なぜルールを守らねばならないか、覚えている人はいない。子供の頃って、2分間てとても長かった気がする。年とともに2分間の意味が変わってくるなぁ。小4の娘が妙に強く薦めるので読んでみた。謎解き、知恵、勇気、冒険。子供に持ってほしい力と知恵。主人公の逃げ出さない健気さが良かった。

  • 海猫 さん

    小学六年生の悟が体育館をぬけだし、ふしぎな黒ネコに出会った時から、悟の、長い長い二分間の大冒険が始まる。ということで、一種の異世界ファンタジーとして読めた。竜を倒すために旅立ち、竜をたおす剣を手に入れて…といった流れは定番ではあるが、実はこの物語そんな型にはまった内容では、ない。後半は意外な事実がわかってきて、それを知った少年少女がどう行動するかが肝。竜が出してくる謎掛けが難易度が高い。「世界でいちばんたしかなもの」を探す命題も考えさせられる。切ないけど爽やかなラストも良し。至高の「二分間」というべきか。

  • oldman獺祭魚翁 さん

    図書館 前掲した「きみが、この本、読んだなら ざわめく教室編」に載っていたので借りてみた。非常に優れた異世界ファンタジーであり、子どもの想像力を掻き立てるストーリー。そこには愛も勇気も友情もある。子ども達が強力な竜を倒すため、力を併せていくクライマックスは誰でもワクワクするだろう。 日本にもこんなに優れた児童ファンタジーの書き手が居るのだなぁ。 長文の感想はこちら⇒https://www.honzuki.jp/book/56167/review/248976/

  • masa@レビューお休み中 さん

    二分間の冒険…まずはそのタイトルに惹きつけられる。そして、次に主人公の悟(さとる)が出会ったダレカと名乗る黒ネコの言葉。いきなりネコがしゃべって、なおかつその謎が解明されないまま、悟は未知の世界へ連れ去られてしまう。まさしく、ここから二分間の冒険が始まるのだ。強制的に始まった冒険は拒否することができないままダレカの思惑通り北の町に住むと言われる竜の館へ行くことになる。しかも、この未知の世界にはなぜだか同級生たちが同じ名前で存在する。さて、冒険の結末はどうなるのか。大人が読んでも十分楽しめる二分間の冒険だ。

  • ベーグルグル (感想、本登録のみ) さん

    子供の読書感想文の選書を調べていてこの本を知った。不思議な黒猫ダレカに誘われて異世界に迷い込む悟。「自分にとって確かなもの」とは・・。2分間は考えようで長いし、短い。児童ファンタジー。

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人物・団体紹介

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岡田淳

1947年、兵庫県に生まれる。神戸大学教育学部美術科卒業。図工専任教師として小学校に38年間勤務。その間に『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』でデビューし、斬新なファンタジーの手法で独自の世界を描く。『放課後の時間割』(日本児童文学者協会新人賞)『学校ウサギをつかまえろ』(同協会賞)『雨やどりはすべり

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