岡本綺堂探偵小説全集 第1巻 明治三十六‐大正四年

岡本綺堂

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784861823831
ISBN 10 : 4861823838
フォーマット
出版社
発行年月
2012年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
566p 21cm(A5)

内容詳細

岡本綺堂が明治三十六年から昭和二年にかけて発表したミステリー小説二十三作品、三〇〇〇枚超を全二巻に大集成。二十三作品中十八作品までが単行本初収録。日本探偵小説史を再構築する、画期的全集。

【著者紹介】
岡本綺堂 : 1872〜1939年。東京高輪生まれ。幼少時から父に漢詩を、叔父に英語を学ぶ。中学卒業後、新聞、雑誌の記者として働きながら戯曲の執筆を始め、1902年、岡鬼太郎と合作した『金鯱噂高浪』が初の上演作品となる。1911年、二代目市川左団次のために書いた『修禅寺物語』が出世作となり、以降、『鳥辺山心中』、『番町皿屋敷』など左団次のために七十数篇の戯曲を執筆する。1917年、捕物帳の嚆矢となる『半七捕物帳』を発表、1937年まで68作を書き継ぐ人気シリーズとなる

末国善己 : 1968年広島県生まれ。文芸評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HANA さん

    黒岩涙香を彷彿とさせる翻案がほとんどを占めていた。基本的に活劇浪漫、冒険小説。一番面白く読めたのは「金貨」、殺された老女とその遺産を巡って敵味方入れ替わり立ち代りする群像劇。容疑者を見逃したりそれはちょっとどうだろうという要素が多いのもご愛嬌。他にも田舎の因習と対立とトンデモトリックが光る「風の夜」や「ラパチーニの娘」の翻案と聞いてそのつもりで読んでいたら、後半大暴走を始める「魔女の恋」等現在ではとても見えないような作品が多く、いかにも明治といった趣。岡本綺堂≒しみじみした話という概念を塗り替えられた。

  • おばけりんご さん

    岡本綺堂さんと言えば半七補物帖だったのですが、探偵物も描かれていたんですね。活躍した時代を反映しているせいか、選出されている話の数々に翻訳物の雰囲気が色濃く残っています。現在の翻訳物を読んでいると、その時代特有の翻訳があって少し読みづらいところもありますが、それも仕方ないと思います。個人的に一番面白かったのは「白猫」でした。活劇要素が多くて結末がどっちにいくのかハラハラしたのは「金貨」でした。岡本綺堂さんと言えば心中もののイメージがあったのでそれがくつがえって興味深かったです。

  • mnagami さん

    月村了衛も愛読しているという一冊。話の展開が二転三転する作品が多く、ボリュームがあるわりには飽きさせない作品が多かった。こういうのが当時はエンタメとかいわれたのかもと想像させる作品。

  • いちはじめ さん

    半七捕物帳などの時代小説での印象が強いが、その半七を書いたいきさつを記した随筆で、ホームズを原書で読んだことをあげているくらいだから、ミステリの翻案を手がけていても不思議ではない。綺堂の文章自体は悪くはないのだが、この時代の作品は、今読むとかなり退屈というか、筋立てがいきあたりばったりな印象を受ける

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人物・団体紹介

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岡本綺堂

1872年生まれ。本名敬二。旧御家人を父として東京に生まれる。東京府中学校卒業後、東京日日新聞に入社。記者のかたわら戯曲を書き、『修禅寺物語』『番町皿屋敷』などの名作を発表。捕物帳の嚆矢「半七捕物帳」シリーズで人気を博した。1939年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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