CD 輸入盤

長唄交響曲『鶴亀』、明治頌歌、マグダラのマリア 湯浅卓雄&東京都交響楽団

山田耕筰(1886-1965)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8557971J
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

日本作曲家選輯

山田耕筰:長唄交響曲『鶴亀』、他

山田耕筰は、日本における西洋音楽黎明期の全ての場面において道を切り開いた、偉大な先駆者。山田は日本人の手になる最初の管弦楽曲、交響曲、交響詩、本格的オペラを書き、前二者は当シリーズでも既に紹介されています。
 2枚目となる本作品集で、なんといっても注目すべきは、伝統的な邦楽と西洋のオーケストラを衝突、融合させた大胆極まりない『長唄交響曲』でしょう。この作品では、邦楽アンサンブルは伝統的な長唄『鶴亀』を奏し、オーケストラがそれに重厚な伴奏で答えるという形式がとられています。武満徹の『ノヴェンバー・ステップス』からさかのぼること30年余、山田のパイオニアたる実行力と創造力にはただ驚くばかり。長唄に東音宮田哲男(人間国宝)、三味線には東音味見亨という邦楽界最高の奏者を迎え、長く決定盤となるべき録音です。巧みに取り入れたれた篳篥(ひちりき)の響きが印象的な『明治頌歌』、R.シュトラウスばりの壮麗な『マグダラのマリア』を併せて収録。

山田耕筰(1886-1965):
・長唄交響曲『鶴亀』
・明治頌歌
・舞踊劇『マグダラのマリア』

東音 宮田哲男(長唄)
東音 味見亨(三味線)
溝入由美子(篳篥)、他

東京都交響楽団
湯浅卓雄(指揮)

総合評価

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投稿日:2019/06/07 (金)

長唄交響曲とは面白いですね。さすが、日本音楽と西洋音楽、各々の価値をよく理解していた山田耕筰ならではの作品です。基本的には演目「鶴亀」に西洋的に和声づけを行っているものですが、原曲の渋みを損なわずに、華麗な対旋律を添えることにも成功しています。次の明治頌歌も、篳篥の絶妙な音高を巧みに利用し、雅楽を思わせる弦、金管の荘重な響きも印象的な作品です。日本作曲家選集でお馴染みの湯浅卓雄の指揮も冴えていて、とても質の高い1枚かと思います。

ブルノのおっさん さん | 北海道 | 不明

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投稿日:2011/03/08 (火)

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テリーヌ さん | 大阪府 | 不明

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投稿日:2011/02/15 (火)

『マグダラのマリア』は、ワグナーやリヒャルト・シュトラウスの影響を受けているのが、曲を聴けば一発でわかる。 曲自体も面白いとは言えない。 『明治頌歌』は、中身は交響詩と言える作品で分かりやすく、後半に出てくる篳篥の音が面白い。 最も面白いのは、『鶴亀』。 同名の長唄にオーケストラ伴奏を付けた作品で、初め長唄なんて、退屈そうだと思っていたが、いざ聴いてみると耕筰の付けたメロディが良かったのだろう、とても楽しく聴けた。 前作の作品集では、アルスター管弦楽団&ニュージーランド交響楽団が演奏していたが、今回は東京都交響楽団が担当していて、共感豊かな演奏で、仕上がりは高水準。 解説書もいつもながら濃い。 音質も良い。 ちなみに発売国はインターナショナルとなっているが、CDは香港製のようだ。

レインボー さん | 不明 | 不明

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