経営者・平清盛の失敗 会計士が書いた歴史と経済の教科書

山田真哉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062174336
ISBN 10 : 4062174332
フォーマット
出版社
発行年月
2011年12月
日本
追加情報
:
221p 19cm(B6)

内容詳細

平家は、なぜ滅亡したのか。平清盛の「失敗」とは、何だったのか。ベストセラー『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』の著者が、日本の歴史上、最大の経済ミステリー「平家滅亡」を解き明かす。

【著者紹介】
山田真哉 : 公認会計士・税理士。兵庫県神戸市生まれ。歴史学者を志して、大阪大学文学部日本史学専攻に進むも、結局断念。卒業後、公認会計士試験に合格。ミステリー小説『女子大生会計士の事件簿』(角川文庫他)はシリーズ100万部、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(光文社)は160万部を突破するミリオンセラーとなる。現在、芸能人・文化人のための会計支援団体「芸能文化会計財団」理事長。企業の社外取締役や政府委員、経済番組・ドラマの監修等も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    目からウロコでした。俗に歴史で習う平家滅亡とは違う切り口で平清盛の失脚を描いています。注目しているのは宋銭。経済力を持ち過ぎたために平家が滅びたという解釈が斬新ですね。源平の合戦とは違う平家の滅びの新説はとても興味深いものでした。しかも現在の経済状況とサラリと絡めているのも上手いです。歴史と経済の2つの側面から平氏の滅亡を書けるのは流石史学科卒の会計士だと思いました。こういう見方で歴史を斬るのもまた面白いものですね。本当に凄く面白かったです。

  • ゲオルギオ・ハーン さん

    本の整理のために再読。現代的な考え方で歴史を考えるダメな典型の一冊。平家の興亡を宋銭と日宋貿易だけで説明しようとしているが無理がある。日宋貿易で珍しいものを獲得し、朝廷の有力者に贈与、領地を獲得。宋銭を導入して貨幣経済を形成して経済力を強化していったというストーリー。贈与だけであれだけの領地の国司になったというのは無理すぎる。宋銭を導入して経済を効率化させるのも清盛だけが思い付いたと考えるのもまた無理がある。宋銭を選んだ理由も鋳造量や含有率では考えず、中国で作っているから偽造しにくいというのも弱い。

  • 鯖 さん

    昔っから日本人って、米以外の手段でもって経済改革を行った人間を異様に叩くよね、清盛とか田沼とかと、ずっと不思議に思っていました。この本では清盛がなぜ宋銭を導入したか等、源平の戦いを経済的な面から詳しく解説しています。宋銭の導入により、朝廷から通貨発行権を取り上げることができる、輸入ならば通貨鋳造者により偽造を防げる、もともと宋銭は仏具の材料に転用されてきたので担保はあった等とても面白かった。鎌倉の大仏は宋銭を材料としているということは知っていたのですが、そうか、あれは元から予定されていたことだったのか…。

  • 村越操 さん

    平家滅亡の理由それは「宋銭を導入した」からという視点が斬新かつ説得力あり。著者は平清盛を坂本龍馬と並ぶほどの偉人とたたえています。行動力、構想力、先見力が備わっていたから。ではなぜそれほどまで傑出した人物が平家を救うことができなかったか?見事なまでの歴史検証を繰り広げています。この本を読んでなぜ平家が滅亡したのか、薄っぺらな知識と理解しかしていなかったと反省。貨幣の役割・社会経済への影響という視点から見る歴史の醍醐味が味わえる良書。久しぶりに人に薦めたくなる一冊。

  • THE WATERY さん

    平家滅亡を経済的観点から見つめた一冊。「源平合戦」と一括りに言われるよりも、滅亡までの流れのなかで視点が広がる方が面白い。やっぱり興味を持たせることが学ぶことにおける重要なこと。これからの大河「平清盛」も一段と面白く見られるかもしれないし、中世も面白い分野だと思えるかもしれない。

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人物・団体紹介

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山田真哉

1976年神戸市生まれ。公認会計士・税理士。大阪大学文学部卒業。東進ハイスクールを退職したのち公認会計士試験に合格。大手監査法人を経て、一般財団法人芸能文化会計財団で理事長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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