トスカニーニ 大指揮者の生涯とその時代 叢書:20世紀の芸術と文学

山田治生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784871985666
ISBN 10 : 4871985660
フォーマット
出版社
発行年月
2009年11月
日本
追加情報
:
294p A5

商品説明

トスカニーニは、「指揮者」の在り方を変えた先駆者、革命的音楽家。

【音楽と音楽界を革新した先駆者として描く評伝】
二〇世紀初頭までは興行師が仕切る社交の場だったオペラハウスを、指揮者が責任を持つ芸術創造の場にし、オーケストラに「音楽監督」というポストを作らせ、今日に至る指揮者の位置づけを確立。
スカラ座、メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク・フィル、NBC交響楽団、レコード、ラジオ、テレビ……、
交響楽団と歌劇場の現在のシステムも、ラジオとテレビでのコンサート中継も、すべて、この大指揮者から始まった。

【大指揮者トスカニーニを「その時代」のなかで描く本格評伝】
トスカニーニは、1867年にイタリアのパルマで生まれ、1886年に19歳で指揮者としてデビューし、1954年に引退、1957年に亡くなりました。70年に及ぶ指揮者生活で前人未踏のキャリアを築いた、史上最大の指揮者。
●マーラー、フルトヴェングラー、ストコフスキー、ワルター、ヴェルディ、カタラーニ、ボーイト、プッチーニ――、
これら大音楽家たちと、ライバルであり、友人だったトスカニーニの音楽家人生とは?
●イタリア独立運動からムッソリーニやヒトラーの登場、そして戦争―― 、反ナチズムの立場を鮮明にした芸術家として、この時代を、彼はどう生きたのか?
●ラジオ、テレビ、レコードなどの新メディア・新技術と、どう関わり、どのような影響を与えたのか?
●日本ではよく知られていない、イタリアの地方歌劇場や、南米の歌劇場の当時の実情とは?
●これらを背景にして生まれた、トスカニーニの音楽を考察。


著者・山田治生(やまだはるお)音楽評論家。1964年、京都市生まれ。1987年、慶応義塾大学経済学部卒業。著書に小澤征爾の評伝である『音楽の旅人――ある日本人指揮者の軌跡』(アルファベータ)、『オペラガイド130選』(編著、成美堂出版)、『バイオリンおもしろ雑学事典』(共著、ヤマハ)、訳書『バーンスタインの思い出』(音楽之友社)等。

内容詳細

目次 : はじめに / ◆第1章 誕生からデビュー前夜まで / パルマ、1867〜1886年 / ◆第2章 新進気鋭のマエストロ / イタリア巡業、1886〜1895年 / ◆第3章 初めての「音楽監督」 / トリノ、1895〜1898年 / ◆第4章 スカラ座の音楽監督 / ミラノ、1898〜1903年 / ◆第5章 再びフリー、再びスカラ座 / 南米、イタリア、1903〜1908年 / ◆第6章 マーラーとの時代 / ニューヨーク、1908〜1911年 / ◆第7章 メトロポリタン歌劇場離任と長い間奏曲 / ニューヨーク、ミラノ 1911〜1920年 / ◆第8章 三度目のスカラ座 / ミラノ、1921〜1926年 / ◆第9章 ニューヨーク・フィルとの時代(1) / ニューヨーク、1926〜1929年 / ◆第10章 ニューヨーク・フィルとの時代(2) / ニューヨーク、1929〜1936年 / ◆第11章 第二次世界大戦前の暗雲 / ミラノ、バイロイト、ザルツブルク、1926〜1938年 / ◆第12章 NBC交響楽団との時代(1) / ニューヨーク、1937〜1945年 / ◆第13章 NBC交響楽団との時代(2) / ミラノ、ニューヨーク、1946〜1950年 / ◆第14章 NBC交響楽団との時代(3) / ニューヨーク、1950〜1957年 / ◆終章 トスカーニ私論 / ●あとがき / ●資料1〜4

【著者紹介】
山田治生 : 1964年、京都市生まれ。洛星中学・高校のオーケストラ部でヴィオラに出会う。1987年、慶応義塾大学経済学部卒業。1990年から雑誌や新聞などで音楽に関する執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kozawa さん

    各種研究と史実を踏まえて新しいトスカニーニ像を。彼の残した録音だけではわからない彼の残した影響の大きさが更に研究深まることを

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