結婚クライシス 中流転落不安

山田昌弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784487810086
ISBN 10 : 4487810086
フォーマット
出版社
発行年月
2016年07月
日本
追加情報
:
191p;19

内容詳細

なぜ、日本人は結婚をしなくなったのか?その背景が、本書でついに明らかになる。「パラサイト・シングル」「婚活」の言葉を生んだ著者が見出した問題は、「中流転落不安」であった!

目次 : 序章 中流転落不安―結婚クライシスの背後にあるもの/ 第1部 今ここにある中流転落不安(結婚・男女交際不安/ 育児・子育て不安/ 就職不安/ 労働不安/ 年金・老後不安/ 社会保障制度不安)/ 第2部 婚活はどこへ向かうのか(婚活の時代性/ 婚活の現場から)

【著者紹介】
山田昌弘 : 中央大学文学部教授。専門は家族社会学。1957年、東京生まれ。1981年、東京大学文学部卒。1986年、東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。学卒後も両親宅に同居し独身生活を続ける若者を「パラサイト・シングル」と呼び、「格差社会」という言葉を世に浸透させた。さらに、「婚活」という言葉を世に出し、婚活ブームの火付け役ともなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • katoyann さん

    未婚化をテーマとした一般書。社会学者が新聞に寄稿したコラムが元になっている。未婚化の最大の原因は、「非正規雇用の若者が男女ともに増大」(139頁)し、その層が親元同居しているためである。4割の若者が非正規であり、年収200万円に届くかどうかというところで生活している。そして女性が期待する最低限の年収は400万円以上とされているが、未婚男性に限れば4人に1人しかいない。年収が低くても良いという女性が少ないのは、中流生活から転落してしまうという不安(17頁)によるという。少子化対策の処方箋がない。

  • まゆまゆ さん

    現代日本で結婚する人たちが減ってきているのは、今後も今(中流)の生活が送れなくなるかもしれないという不安を抱えた人が多いからである。出会いの提供など男女のコミュニケーションの場を提供することも必要ではあるが、やはり経済的や制度的な問題からは目を背けることはできない。子どもには自分がされてきたこと以上の事をさせたいというマインドも少子化解消のためには無視できない。

  • Humbaba さん

    昔の常識は、残念ながら現在では当てはまらない。かつては当たり前としてみなすことが出来た条件も、現代では当てはまる人がそれほど多くはない条件になってしまっている。その事実を認識しておかないと、折角の良縁をみすみす逃してしまうということにもなりかねない。

  • りょうみや さん

    私は著者の本はこれまでに多く読んでいるので、個人的には目新しさはないが、それでも分かりやすく面白い。著者の大学の授業での説明の例がユーモアがあり好きである。家族・結婚に関するあらゆる話題が網羅され、著者の本の集大成的な面もある。副題になっている中流転落不安、すなわち人は今より生活水準を落とすことを嫌うし、周りと比べて人並み以上に保ちたい、そして子供には自分以上の教育を受けさせたい、それが敵わないなら恋愛を控え結婚しないか、子供を減らしてしまうことが少子化の根底にあるという指摘は著者のオリジナルで鋭い。

  • Happy Like a Honeybee さん

    雑誌の連載を書籍化した一冊。目新しい記述はないが、世相を喚起した山田氏独自の視点に着目。次作に期待。

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山田昌弘

1957年、東京生まれ。1981年、東京大学文学部卒。1986年、東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、中央大学文学部教授。専門は家族社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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