代体 角川文庫

山田宗樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041068953
ISBN 10 : 4041068959
フォーマット
出版社
発行年月
2018年05月
日本
追加情報
:
480p;15

内容詳細

体から意識を取り出す技術が確立された日本。取り出した意識を一時的に宿らせることができる人造の人体は「代体」と呼ばれ、急速に普及しつつあった。そんな中、代体を使用中に失踪した男が、無残な姿で発見される。意識はどこへ消えたのか?空となった汚れた代体が、代体メーカーの営業マン・八田輝明を、利権と思惑が絡み合う狂気の渦に巻き込んでゆく。行き過ぎた科学が倫理を侵食する世界を描く、衝撃の近未来サスペンス。

【著者紹介】
山田宗樹 : 1965年愛知県生まれ。98年に『直線の死角』で、第18回横溝正史賞を受賞。2013年、『百年法(上)(下)』で第66回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • nobby さん

    うーん、個人的にはあまりハマらず残念…一時的に取り出した意識を宿らせられる「代体」その使用期限は1ヶ月、利用は1回までとなれば、そこに留まらない悪巧みも出てくるわけで…SF展開にドキドキしながら一気には読んだのだが、もう少し科学技術的な近未来に触れたかったかな…人類の危機へ繋がるという実験それが導く新世界なるモノに全く惹かれなかったのが無念…あくまで自分が今の不自由ありきの人間像に満足しているからこそ、その理想が響かないのか…確かに読み終わって見返す冒頭に上手さ感じるけど、少しわざとらしく思えてしまった…

  • のんき さん

    病院に入院して、重症で手術も必要となると、痛みとか苦しみが耐えられないときもあります。そんなとき、代体があれば、意識だけは別のところにあって、肉体はそのまま。それなら痛みなんか感じなくて便利だな。でも、もし自分の肉体が死んでも、意識だけは別の人の体で生きている場合、わたし個人としては、そこまでして生きたくないなって思いました。だって今までこの体で生きてきたし、愛着もあるかな。今まで生きてこれたのも、この体があったから!この体で辛いこともあったけど、楽しいこともいっぱいあったもん。自分の体に感謝しようっと!

  • バネ さん

    意識って何だろう。人間とは何をもって定義されるのだろう。色々と考えさせられる作品だった。そして、終盤の八田の意識が周回する件には、恐怖を感じた。意識で思考するのみで、身体がない為にどうするコトも出来ない状態て。。想像するだに恐ろしい。 相変わらずの読み応えある作品だった。

  • dr2006 さん

    衝撃的!生死に関する倫理観が犯され前頭葉がヒリヒリする。脳そのものを再現できる脳デバイスが開発された。例えば治療で、脳デバイスを搭載した人造人体「代体」に意識を転送し、意識が抜けた肉体は治療されるが苦痛は感じない。人は何にでも意思の存在を読み取ろうとするが、デバイス上に転送された意識や意識が抜けた肉体は生きていると言えるだろうか。脳デバイスの中で生き続けた意識が、本当に恐れていたのは肉体からの干渉なのかもしれない。自分の心は確かに有るのにそれが身体のどこにあるのかわからない。まさか代体じゃないよな?

  • Junichi Yamaguchi さん

    『希望は、時として麻薬になる』… 初期の頃の医療、生死というテーマと最近のSFが混ざり合ったような作品。 少し説明が難しいかな⁈ でも、近未来への切り方はサスガ山田さん。 ただ、パーマンのコピーロボット最強!と思いながら読んでいたことは内緒です。。

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山田宗樹

1965年、愛知県生まれ。98年、『直線の死角』で第18回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。2003年に発表した『嫌われ松子の一生』が大ベストセラーになった。13年、『百年法』で第66回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもので

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