月日の残像 新潮文庫

山田太一 (脚本家)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101018270
ISBN 10 : 4101018278
フォーマット
出版社
発行年月
2016年05月
日本
追加情報
:
312p;16

内容詳細

記憶の片隅から、忘れえぬ情景や深い感情がよみがえる―浅草での幼い日々、父母や早世した四人の兄、大学時代に出会った寺山修司、木下恵介の助監督を務めた松竹大船撮影所の思い出、愛読する書物の数々…。「岸辺のアルバム」「想い出づくり」「ふぞろいの林檎たち」など名作ドラマを世に送り出した著者が、苦く切ない記憶とともに自身を静かに回想する。小林秀雄賞受賞。

目次 : 武蔵溝ノ口の家/ 下駄を履いていたころ/ Oさんの綿の話/ 減退/ 七回忌もすぎて/ 一九六〇年以前/ シナリオライター/ 土の話/ 三男と五男/ 抜き書きのノートから〔ほか〕

【著者紹介】
山田太一 (脚本家) : 1934(昭和9)年、東京・浅草生れ。大学卒業後、松竹大船撮影所演出部に入り、木下恵介のもとで助監督を務める。’65年独立、テレビドラマの脚本家となり多くの名作を手掛ける。一方、作家としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • もりくに さん

    テレビが今より少しは「まし」だった3〜40年前、山田太一さんや倉本聰さんや市川森一さんが力作を発表していた。私は山田さんが一番しっくり。この本は彼が70代、季刊誌に連載したエッセイの全て。「月日の残像」というタイトルは、過去だけはたっぷりある歳になったという意。「映画の周りで」は、叔母さんと 二度見した映画の話。「はじめ見た時よりもずっと良かった」という彼に、「嘘よね。見た映画をまた見るなんて。そんな人はいないわよね。嘘よね。」。一度見たから見ない人と、何遍でも見る人と。私は何遍派。本もそうしたいのだが

  • こばまり さん

    静かで慎重なのにドキリとするようなことが書いてあり、もったいなくて毎朝ちびちびと頁をめくった。読みたい本も増えてしまい、それが悉く今更ながらの名著で「おまえの読書には背骨がない」と父の呆れ顔を否応なしに思い出す。

  • ぶうたん さん

    滋味あふれるエッセイ集。著者が木下恵介の助監督をしていた頃のことも取り上げられており、その後の脚本家としてのことも併せて、映画やドラマに関連した挿話が多いように思う。さまざまな人物が登場する中では、著者が寺山修司の知己とは知らなかったので、扱われるのは一編だけだが印象深い。テレビドラマだとなかなか難しいものがあるが、著者の過去の映像作品にも触れてみたいと思った。

  • nnnともろー さん

    数年前のエッセイ集。内容は多岐にわたる。この方の小説も読みたくなった。

  • まーちゃんごめんね さん

    一日一編と決めて読んでいた。なぜなら面白すぎるから。本当にページをめくるのがもったいなかった。一つひとつの話の密度が高すぎる。 すきなセリフがある。 「それでも、たぶん死ぬまで刻々の幸せのために本を読み続けてしまうことだろう」。読書の意味を的確に表現している気がする。

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人物・団体紹介

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山田太一 (脚本家)

1934年東京浅草生まれ。脚本家・作家。早稲田大学を卒業後、松竹大船撮影所入社。木下惠介監督に師事。1965年脚本家として独立し、テレビドラマの世界で数多くの名作を書く。1983年「ながらえば」「終りに見た街」などで第33回芸術選奨文部科学大臣賞、同年「日本の面影」で第2回向田邦子賞、1985年第3

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