一発屋芸人の不本意な日常

山田ルイ53世

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022515889
ISBN 10 : 4022515880
フォーマット
出版社
発行年月
2019年01月
日本
追加情報
:
238p;19

内容詳細

人生、諦めが肝心である。これはエッセイか、それともただの愚痴か。

目次 : 僕は一発屋(“旬”ではないもの代表/ 一発屋のプライド/ いつにも増して自分が出ていないテレビ/ ドッキリと現実が入り交じるパラレルワールド/ ゴミにサインを書いた日 ほか)/ 下を向いて歩こう(芸人が絶望する夜/ 一発屋は最底辺の最高峰/ 暴走する“おいしい”/ 「やっぱり駄目か」の連続を生きる/ 人生諦めが肝心 ほか)

(「BOOK」データベースより)

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普段の日常が、一発屋芸人であるがゆえに、...

投稿日:2021/07/30 (金)

普段の日常が、一発屋芸人であるがゆえに、こんなにも不本意なものなのかを書いた本。しかし、何気ない日常のエピソードがこんなにも面白く読めるのは、文章の随所に出てくる一発屋というワードと、何といっても著者の文才なところであろう。

じゅんきち55 さん | 兵庫県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • キク さん

    所謂一発屋である髭男爵の、太った方の達者なエッセイ。1番響いたのは、現状の厳しい話しではなくてブレークしていた時期のエピソードだった。バラエティーに呼ばれるけど、制作の中核であるディレクターや構成作家には愛されなかったという。「自分達の芸風がブスだから、素人にはモテたけど、愛されたい人には愛されなかった。彼らは売れてなくても才能と世界観がある若手との未来に賭けていたから。僕らの単独ライブの招待は無料でも無視されたけど、その若手のライブには無料でネタ作りから参加していた。」なんか、本当に泣きそうになる、、、

  • ma-bo さん

    お笑い芸人、髭男爵の山田ルイ53世さんの著書。読書メーターの記録をつける前に、ヒキコモリ漂流記、一発屋芸人列伝を読了済みにて、3冊目。題名にもなっている不本意な日常と言うように自虐的な目線中心だがクスッと(ニヤっと)させてくれる内容。以前にワイドなショーにコメンテーターとしても出演されており、意外と言ったら失礼だがコメント力があると感じたし、文才もある方だと思います。

  • みなみ さん

    タイトルどおり、一発屋芸人:髭男爵の自虐に満ちた日常が語られる。世間から厳しい目で見られ、冷たい扱いを受けているのは何だか気の毒になる。でも、悲惨すぎることはなく、少し笑いに変えているのは、さすが芸人さんだなという感じ。自分自身も知らないところで人を傷つけてしまっているかもしれないと思ったし、今後は言葉遣いに少しは気を付けたい。

  • gtn さん

    「電波少年」で爪痕を残そうともがいたが、現状は何も変わらず、「やっぱりな」と悟ってしまう著者。その後、髭男爵としてブレイクしたが、いつまでも続く訳がないと、どこか覚めていたに違いない。今は、過去の人として侮蔑され、高収入でもないのに「有名税」を払わされている現実。将来の過多な希望は、娘の成長を除いて諦めたか。

  • くさてる さん

    ちょっと読みづらい印象があった前作よりずっと面白く達者になっていて、とても良かった。自虐的なネタもおかしくて笑える(食レポネタのところは笑った)。でもそればかりじゃなくて、その視点から見える芸能界やひとびとの振る舞い、不思議な体験を読むことができる。長い不遇の時代から一度成功して、またそこから落ちて、そういうところから見える景色をこの調子で書いてほしい。また読みます。

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人物・団体紹介

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山田ルイ53世

1975(昭和50)年、兵庫県生まれ。地元の名門・六甲学院中学校に進学するも、引きこもりになる。大検合格を経て、愛媛大学法文学部に入学したが、その後中退し上京、芸人の道へ。’99(平成11)年にひぐち君とお笑いコンビ・髭男爵を結成、ツッコミを担当。執筆業でも才能を発揮し、「新潮45」で連載した「一発

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