運命のひと 小学館文庫

山本甲士

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094064810
ISBN 10 : 4094064818
フォーマット
出版社
発行年月
2018年01月
日本
追加情報
:
373p;15

内容詳細

岩瀬修は文具会社の重役である。少年時代に夢中になった任侠映画の記憶は、やがて忘れ得ぬ人たちの思い出へとつながった。高倉健のファンだった修は、映画を観たいがために家業の立ち飲みコーナーを手伝うようになり、ヤクザと煙たがられていたおっちゃんと知り合う。同じ頃、従姉妹の弥生が越してきたのだが、心臓が弱く入院生活を送り始めた。その弥生に学校のプリントを届けに行くようにもなった。弥生は頭がよく本好きで、絵も抜群に上手かった。二人との出会いは、修の人生にかけがえのないものを刻んでいく。読み終えて、きっと温かな涙をもよおす傑作。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 相田うえお さん

    ★★★★☆18076 会社の専務取締役63歳男性が主人公。高倉健に憧れていた中学3年まで一旦、時間を戻してから現在に至るまでを描いたスタイルの作品です。山本さん作品の中でも当方的に抜群の面白さでした。若干ウルっとするところもありました。(年頃の男子あるある的な要素もたっぷりなので女性にはウケないかもしれませんが...)ガラス瓶ラムネのビー玉の音、カップアイスの蓋の裏に付いた薄っすらアイスの愛しさ。ん〜心揺さぶる言葉の羅列です。いや〜、運命って自分の選択や出会いの積み重ねから起きる必然なのでしょうね。

  • ゆみねこ さん

    任侠映画から高倉健にあこがれて、その姿を真似るまでになった岩瀬修。家業の酒屋の手伝いで知り合ったナカマのおっちゃんや、心臓の病で早世した従妹の弥生。彼の人生にかけがえのないものを刻んだ「運命のひと」。とても素敵な物語。「銀幕の神々」を文庫化で改題とのこと。

  • ぷにすけ さん

    銀幕のスター「高倉健」にあこがれて育った修の物語。まさしく昭和を思い浮かばせるような懐かしさに満ちたお話だが、若い方々にはどうでしょうか(笑)うーん今では考えられない展開かも?年配の方たちにおススメと言っておきましょう。

  • Mori さん

    中間のおっちゃんに、従姉妹の弥生、そして高倉健さん。人との出逢いを前向きに活かしていく主人公は、ただ模範的な人ではなく、その時期その時期において、壁や葛藤を感じている。それでも、我慢と行動という相反するものの間を、大切な人たちの支えのもと、突き進んでいく。そしてその姿は、男の様としてかっこいい。男の喧嘩は一生に一度。肝に銘じよう。

  • とりあえず… さん

    安定の人間味ある面白さ。犬に例えると柴犬な感じ。なぜ犬に例えたのかは自分でもわかりません(笑) その出会いがかけがえのないものであること、きっと誰にでもある。出会ったその時は気づかないことがほとんどだけど。誰に出会うか、なんだよねー

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山本甲士

1963年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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