疫病と人類 新しい感染症の時代をどう生きるか 朝日新書

山本太郎 (医師)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022951007
ISBN 10 : 4022951001
フォーマット
出版社
発行年月
2020年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;18

内容詳細

ウイルスが広がるか、それとも収束するか。流行を決めているのは、私たち自身だ。近年、加速度的に登場する新たな感染症は、グローバル化による人口の増加や生態系への無秩序な進出、地球温暖化による熱帯雨林の破壊と無関係ではない。「ペスト」「スペイン風邪」「麻疹」など、これまで人類は、感染症とどう向き合ってきたか。パンデミックを経験することで世界はどう変わったか―。疫病の歴史的実像から、ポストコロナ時代を希望につなぐヒントを探る。

目次 : 第1部 ポストコロナの見取り図(共存か、あるいは戦いか/ 新たなウイルスの出現と生態系の破壊)/ 第2部 感染症の歴史(世界史のなかの感染症/ 日本史のなかの感染症)/ 第3部 記憶の切り絵(アフリカへ、そしてハイチへ)/ 第4部 コロナ時代の羅針儀(選択可能な未来へ)

【著者紹介】
山本太郎 : 1964年生まれ。90年長崎大学医学部卒業。医師、博士(医学、国際保健学)。京都大学大学院医学研究科助教授、外務省国際協力局勤務などを経て、長崎大学熱帯医学研究所教授。専門は国際保健学、熱帯感染症学、感染症対策。アフリカ、ハイチなどで感染症対策に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • スプリント さん

    一足とびに根絶はできず社会への影響を極小化しながら共存していくしかないようですね。

  • tsukiakari87 さん

    ハイチでの一幕など、著者の真摯な姿勢が印象的。私は、感染症について完全な視野狭窄に陥っていたと反省した。自分がワクチンを打てさえすればいいのか。或いは東京でスポーツの祭典が開催できさえすればいいのか。もちろん物事はそう単純でない。《感染症は社会のあり方がその様相を規定》するのだから、視野を広く持たねばなるまい。人類誕生から現在に至るまでの長い時間軸で考えるとともに、自国だけでなく世界を見渡して現状を把握する必要があるのだ。いま大切なのは、ウイルスに「打ち勝つ」ことではなく「共生」する思想ではないだろうか。

  • 二人娘の父 さん

    山本太郎氏の新書読了は4冊目。「新型インフルエンザ 世界がふるえる日 」「抗生物質と人間――マイクロバイオームの危機」「感染症と文明――共生への道 」(いずれも岩波新書)に続く著作は、これまでの主張の総集編ともいえる。否応なく「コロナ後の世界」を考えざるを得ない状況のなかで、その指針の一つとしたい作品。巻末で紹介される関連本の解説も良い。

  • aochama さん

    感染症と人類との関わりを治療の歴史、文学作品、絵画で振り返ります。過去の歴史に学ぶ大事さを感じました。感染症のは社会のあり方がその様相を規定し、流行した感染症は時に社会変革の先駆けとなるというフレーズには得心しました。

  • たろーたん さん

    普通に勉強になった。農耕による人間の定住によって感染症の土壌が出来、動物の家畜化によって動物のウイルスが人間にうつる、と。あと、感染をなくすには、究極敵には集団免疫をつけるってのが解決方法。で、実効再生産数を1以下にすればいいらしい。あと、知らなかったのだけど、登校禁止とかってウイルスを拡げるのを遅くするのであって根本的な解決ではないんだって。ウイルスを拡げるのを遅らせている間にワクチンを用意するためのものだったんだ…。

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