基本情報
内容詳細
日本ミステリ史の空隙を埋める画期的全集、知られざる探偵小説62篇を大集成。本巻には、「血史ケルレン城」「逆撃吹雪を衝いて」「火の紙票」など9篇を収録。異色幻想ミステリを含む、現代探偵小説篇最終巻。
【著者紹介】
山本周五郎 : 1903〜67年。山梨県生まれ。小学校を卒業後、質店の山本周五郎商店の徒弟となる。文芸に理解のある店主のもとで創作を始め、1926年の「文藝春秋」に掲載された『須磨寺附近』が出世作となる。デビュー直後は、倶楽部雑誌や少年少女雑誌などに探偵小説や伝奇小説を書いていたが、戦後は政治の非情を題材にした『樅ノ木は残った』、庶民の生活を活写した『赤ひげ診療譚』、『青べか物語』など人間の本質に迫る名作を発表している。1943年に『日本婦道記』が直木賞に選ばれるが受賞を辞退。その後も亡くなるまで、あらゆる文学賞の受賞を拒否し続けた
末国善己 : 1968年広島県生まれ。文芸評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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人物・団体紹介
山本周五郎
1903年、山梨県生まれ。横浜市西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。関東大震災後、復職せずに文学修行に努める。29年、「少女世界」に童話や少女小説を発表する。43年、『日本婦道記』が第17回直木賞の候補に推されるが辞退。59年、『樅ノ木は残った』が第13回毎日出版文化賞
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